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医療分野で消費者を保護する非営利団体の『ファミリーズUSA』は、「医療保険非加入者の致命的結果」と題する報告書を発表した。6月度の報告によると、2010年、医療保険に加入していない全米の人口は約5000万人に達している。経済不況の2008年以降、高い失業率、更に医療費高騰で、医療保険を失う人が増加している。保険に加入できない最大の理由は「すでに病状が診断された患者は、保険料がかなり高くなる」ためである。

最近まで保険会社は、すでに病状が診断された患者の保険加入を拒否していたが、このような状況は、今年3月、オバマ政権の医療保険改正法の合法性をめぐる米国最高裁による聴聞の機会に、オバマ政権が公表している。従って、保険会社は健康上に問題のある人の保険加入を拒否するかわりに、保険料を引き上げているものと思われる。

『ファミリーズUSA』は、医療保険に加入できないため適切な治療を受ける機会がなく、早期死亡するケースも増えていると報告している。報告によると、25歳から64歳までの年齢層で、医療保険に加入できないため死亡する人は、1時間ごとに3人、毎日72人、毎週502人、毎月2175人、年間で26100人に達すると推定している。医療保険がないため、早期死亡に至る具体的理由は、緊急医療システムを受けにくい、スクーリニングや医療予防管理を受けることが出来ない、必要な治療が遅れがちである、医療保険のない人はある人に比べて重病になりやすく、早死にする可能性が高いことを報告している。同団体は、支払に無理のない「オバマ政権の医療保険改正法が最高裁に却下された場合、壊滅的な状況になる」と危惧している。

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