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米国の独立記念日

本日7月4日は、1776年に独立宣言が布告された、米国にとって歴史上最も記念すべき日です。13の殖民地が英国からの独立を宣言する法的草案は、アメリカ合衆国建国の父である、ベンジャミン・フランクリンやジョン・アダムスの協力で、第三代大統領である、トーマス・ジェファーソンがそのほとんどを書いたと言われています。最終的な独立宣言の草案は、社会契約の形成に貢献したイギリスの哲学者ジョン・ロックが提唱した、幸福を追求する個人の自由の権利に基いています。 基本的には、法や政府より個人の自由を保証する自然法の重要性を説いたもので、個人の生命、自由、財産所有の権利をアメリカ合衆国建国の基本精神に置いています。

この論理が米国の独立戦争と独立宣言の基盤になっていて、知識人または指導者が中心となって英国君主に謀反 を起こし、独立宣言を布告した点で、米国の歴史は斬新的です。また、独立宣言の概念は、予め数ヶ月前に地域住民会議を通して、また市民軍体組織や殖民地のリーダーなどにその概念がくまなく流布されていたことです。しかし、金持ちの保守派が変化を嫌って独立に反対しましたが、これを契機に13の殖民地は、次から次ぎに自分達の州を形成し、北米発展の基礎を築きました。ある側面で、アメリカの独立は、イギリス君主の支配に対する、一握りのエリート・クラスと庶民に根付いた必然の反動として成功したのかもしれません。

なぜ、彼らが独立を決意したのでしょうか? 最初に考えられる理由は、当時の殖民地はほとんど、イギリスからの住民が多かったのですが、イギリスの君主は、17世紀の初期に設立されたイギリスの貿易会社、イースト・インディ(イギリス東インド会社)に貿易の独占を許可していた事や、同意を得ない不合理な茶税やスタンプ税などで、元来自国民である殖民地の人達を搾取していたからです。イギリスの独裁者に従うより、自分達の手で殖民地を運営すると決意した、その隠れた動機には、エリート・クラスの野望も潜んでいたかもしれません。236年前に既に、企業のグローバル的権力が台頭していたことも注目に値すると思います。又、米国でまだ変わらない点は、変革を望む庶民のパワーはまだ今日も生きているという事かもしれません。

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