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ハリケーン・アイザックは、中西部の旱魃地域に豪雨をもたらし、被害も大きく死者が出ている。9月2日の『ロイター』によるとミシシッピーとルイジアナ州で少なくとも7名、およびイスパニョーラ島、カリブ海島、ドミニカ共和国、ハイチなどで約23名、合計30名が死亡したと報告されている。

カンザス州、ミズリー州、イリノイ州の南中央地域では引き続き洪水の影響が懸念されている。土壌が乾燥している地域で降雨が続き、許容範囲以上の雨量をもたらしている。ニューオーリンズ南西部では、屋根の高さを越える雨量による被害を受けた家もあるようだ。ルイジアナでは少なくとも5人が死亡し、ミシシッピーの隣接域で2名が死亡した。また、広範に及ぶ地域で洪水が発生し、これらの州は停電に遭遇した。先週土曜日は、ルイジアナだけでも50万世帯が停電に悩まされた。また、連邦政府は、ハリケーン・アイザックの影響で、日々の石油生産量の93%と全国のガス出力の65%は遮断された状態であると報告している。

『ロイター』によると、中西部の旱魃地域で、大豆、穀物を原料とする製品の値段が高騰しているため、中西部インディアナ州の農家が深刻な被害を受けている。このような悪天候で生き残るトウモロコシは、茎は細く粒が小さい。また、ポップコーンの生産に大きな影響が出ていて、特に、イリノイ州で生産されるポップコーンの小売価格は、夏には1バッグ約23キロあたり20ドルから30ドルに跳ね上がった。トウモロコシの生産地である米国のポップコーンは世界的に需要があるが、近年、中国やロシアで、ふわふわで、サクサクしたスナックの消費量は少しずつ伸びているようだ。しかし、アイオワ大学の研究によると、米国生産の80%は国内で消費されていて、アメリカ人は年間40億ガロンのポップコーンを食べるそうである。

トウモロコシおよび、大豆の値段は記録的に高騰しているため、中西部の農民は、家畜の飼料として使用するウモロコシの生産を拡大し、ポップコーンを生産するためのトウモロコシの収穫を減少させているという。更に、最もおいしいと言われる黄色粒および白色粒の、ウモロコシを生産するネブラスカを含め、ウイスコンシン、インデアナ州の5月の収穫は壊滅的であると伝えられている。

50年以来の最悪の旱魃は、米国3分の2の農業地が壊滅的な被害にあっている。アイザックによる降雨は、トウモロコシと大部分の大豆の作物には時期が遅すぎたため、中西部の農業地帯にとってありがた迷惑になったようだ。先週、米国政府は、肉製品の値段が来年、3%から4%上がることを予測したと伝えている。

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