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投票日まで2週間に迫った現在、オバマ・ロムニー両氏は、選挙宣伝も増やし、ボトル・グランド〔無党派州〕での最後の選挙キャンペーンに突入した。両氏はいずれも9州の無党派州、特にフロリダ、オハイヨ州に力を入れている。『ニューヨーク・タイムス』が公表している現時点のオバマ氏の選任者獲得予想数は288.3、ロムニー氏は249.7 となっている。また、推定当選確率はオバマ氏が68.1%、ロムニー氏31.9%、人気投票率はオバマ氏が50%、ロムニー氏が48.9%になっている。

24日の『ウオール・ストリート・ジャーナル』によると、オバマ氏は、「アメリカの将来の青写真」と呼ぶ20ページのパンフレットを出版した。これは、オバマ氏の第二期大統領としての構想を記載したもので、350万部を未決定の有権者に郵送する予定である。パンフレットには、海外にアウトソーシングした企業が国内に雇用を戻すためのインセンティブを与える、逆に海外に雇用を移す企業の税控除を停止する、クリーン・エネルギーへの投資、数学や科学分野で新たに教師10万人を雇用拡大する、などが記載されている。第二期構想を発表するオバマ氏は、当選を確信している様子であり、「その最大の理由は、急速に成長しているヒスパニック系アメリカ人を共和党は著しく疎外しているからだ」と述べている。

第二期目の大統領としての構想は特に新しいものではなく、具体的な説明はないと指摘しているロムニー氏にとって、フロリダ州が重要なボトル・グランドになっている。24日の『CBSニュース』によると、フロリダでは9月後半、オバマ氏が幾分リードしていたが、最近、ロムニー氏がリードしている。しかし、オバマ氏も奮戦しているため、フロリダは「ロムニーにとって絶対に勝たなくてはならない州」であり、もし、フロリダで勝利しない場合、大統領の座を勝ち取るためには、他8つの無党派州〔下記記載〕に勝利する必要があると述べている。

現在、選任者獲得数が予測しにくい、ボトル・グランドになっている9州は、フロリダ(選任者数29)、オハイヨ(18)、ノース・キャロライナ(15)、バージニア(13)ウイスコンシン(10)、コロラド(9)、アイオワ(6)、ネバダ(6)、ニューハンプシャー(4)の合計110である。

アイオワ州では、約38万人、オハイヨ州では既に約81万人の有権者が早期に投票を済ませている。11月6日に投票する有権者の率はロムニー氏支持者の方が高いと予測されている。この理由は、オバマ氏のキャンペーンが支持者に早期投票を呼びかけているからである。現在、オハイヨ州の失業率は7%で全国平均を下回っていることや、オバマ氏は、早くからどの州よりもオハイヨ州に頻繫に足を運んでいるため、同州で当選する可能性はロムニー氏より高い。本日の『CNNニュース』は、タイム誌の発表を引用し、オハイヨ州でのオバマ氏の支持率は49%、ロムニー氏は44%で、現在オバマ氏がリードしていると伝えた。

最終戦に突入したオバマ氏は、今日から、アイオワ、コロラド、ネバダ、カリフォルニア、フロリダ、バージニア、オハイヨ、イリノイの8州で不眠不休の2日間キャンペーンを開始した。その後は拮抗状態が続いている上記の無党派9州に全力を投球する予定になっている。ロムニー氏も同様、これらのボトル・グランドで最後のキャンペーンを展開することになっている。

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