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一般の女性は、ミッシェル・オバマとアン・ロムニーのファッション・センスを比較するそうだ。いずれも高級服を身につけていそうな点は共通しているが、選挙に及ぼす影響とパターンは全く異なっている。イギリスの新聞『ガーディアン』によると、二人とも夫の選挙キャンペーンに参加していること事態は同じ役割を果たしているという。

現在、オバマ氏の選任者獲得数は、総じてロムニー氏をリードしているようであるが、6日の投票状況は予測し難いため、両氏にとって油断を許さない状況である。二人の大統領候補者の妻は、最近まで活発にキャンペーンに参加し、特に、女性をターゲットに、夫の人間的側面を全面的にアピールしてきた。キャンペーン参加の共通した目的は、従順な妻の立場から夫の素晴らしい側面を語り、弁護することである。ミッシェルは、オバマ氏のことを語るときは、「頭が良くハンサムだが、それが結婚した理由ではなく、真面目で正直な性格だからだ」と人格的側面を強調し、二期目のチャンスを与えてくれるよう懇願する。一方、アンは、若いころ、入院していたロムニー氏を頻繫に病院に訪ね、本人を励ました話や、最近のディベートなどの成功を誇りに思ったことなどを語り、国に貢献する夫であることをアピールしてきた。

しかし、黒人弁護士であるミッシェルと、ブロンドでモルモン教信者、働いた経験のない主婦のアンは、まるで違う二人の女性である。ゆえに、お互いの視聴者も、アピールする内容も異なることは明らかである。ミッシェルの視聴者は、低所得者から中流家庭の有権者が多く、一方、アンの場合、裕福な女性が多いらしい。キャンペーンの場所も違い、ミッシェルの場合、大衆的な地域共同体であったりするが、アンの場合、圧倒的に白人が多い金持ちばかりの地域共同体だったりする場合もある。

キャンペーンの活動にも違いが見られる。ミッシェルは、これまで支持者にメールを送り献金を促すなどの資金集め、また各地でのスピーチなどに参加して行動力旺盛である。4年間のファースト・レディの経験からキャンペーン活動には慣れている。更に、子供の肥満問題に取り組んでいるため、良く知られている点で有利である。一方、アンは政界にミッシェルほど慣れていないせいもあって、ミッシェルほど活動していない。むしろ、ロムニー氏と一緒にテレビ出演することが多く、その方が群集の前で演説するより気楽なようである。しかし、彼女は、5人の子供を育て、乳癌や多発性硬化症を克服してきた女性としての強さを持ち合わせている。

女性の有権者は、このような二人のどちらが自分の価値観に近いのか、どのような人生観を持っているのか、どんな家庭生活を営んでいるのか、身近に知ることがオバマ・ロムニー両氏のいずれかを選択する上で重要な鍵を握っているのではないかと思われる。同紙によると、最近の世論調査による女性の支持率は、ミッシェルが69%、アンは52%である。二人とも女性に人気があるようだ。

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