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中西部地方で続いている干ばつは、冬の危機にひんして衰える兆候がみられない。7日のニューヨーク.タイムスによると、 干ばつモニターの情報は、局地的に程度の差はあるものの、昨年12月の29%程度に比較して、現在でもまだ、全土で62%の地域が干ばつの被害に直面していると報告している。

ミシシッピー川から西側のカリフォルニア州、モンタナ州、ワイオミング州などの乾燥地帯の大部分は、今後3ヶ月間干ばつが続くと予測されている。米国海洋大気庁および気候予測センターの気象学者は、現在さほど改善の見通しはないと語っているようだ。秋後半の時期は一般的に最も乾燥した時期であり、春から地面が過度に乾燥している地域では、正常レベルを超える降雨量が必要だと述べている。

11月の米国農務省の発表によると9月、10月に植えられた小麦の25%以上は非常に悪い状態である。これらの状態は、農務省が1986年に記録を開始して以来最悪の状態であるという。 例年にない干ばつを経験しているネブラスカ州の農家は、いずれ雨や雪が降ることを期待して小麦を植えたが、現在畑は乾燥し荒れ果てていると報告している。しかし、小麦は 来年の夏まで収穫しないため、冬の降雪と 3月から4月にかけての降雨を期待しているような状態である。

北部コロラドのロッキー山脈では3,700エーカーの規模による山火事が厄介な干ばつを悪化する原因とみられている。今の時期であれば、雪に覆われているはずの山は10月に始まった山火事が今も続いているという。山火事は不法のキャンプファイヤーが原因であるらしい。国立公園サービスのスポークスマンは、先週の土曜日時速70マイル(1マイルは約1.6Km)の台風に見舞われため、山火事の面積は2倍に拡大し、約600所帯の住民が避難を強いられたと 述べている。 ミシシッピー川の水量は記録的に少ない現状で、今後も水不足が続けば、水道システムにも異常をきたす状態になることが懸念されている。

更に、経済的影響も大きいと言われている。ミシシッピー川を利用して農業製品、化学製品、石炭や石油製品などを運搬する航海システムに億単位の損失が推測されている。年末にはミズリー州のセントルイスとイリノイ州のケイロ間の水路は閉鎖される可能性がある。このような深刻な問題に直面している関係者は、これほど長引く干ばつは予期していなかったようだ。

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