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コネチカット州ニュータウンの襲撃事件は昨日14日で1ヶ月目を迎えた。この日初めて、 複数の犠牲者の家族が心境を語り、 銃による暴力を減少させるため、精神病者が簡単に銃を入手できる現状を変えるため、また将来の子供達が安全で住みやすい社会を目指すため、個人、社会、政府レベルで可能な限り努力をすべきであると訴えた。全米の各所でより多くの人達がニュータウンの悲劇を語り続けることで、政治家を意識させると語っている。

同日のCNNによると、ニュータウンの住民は銃による暴力を減少させるため「サンディ. フックの約束」と呼ぶ全米草の根運動の計画を発表した。このグループはサンディ. フック小学校の犠牲者と生存者の家族を含めて、銃暴力の被害者の一人であるアリゾナ州出身のガブリオ· ゲッフォード氏を含む他の銃襲撃事件の犠牲者の家族などである。ニュータウンの住民 は「ワシントン議会のホールにもこだまするほど大きな悲しみと苦悩」を背負って生きている。彼らにはまだ今後の明確な指標はないが、銃犯罪に対する「包括的で常識的な解決」に基づく「より厳しい銃規制」を訴えているとCNNは報告している。

昨日の記者会見で、銃規制にも触れたオバマ氏は、「現在政府は、分別ある常識的な銃規制を制定する過程であり、何が機能的であり、何が合理的ではないか、またどのような規制が米国にとって最良であるかを論議する必要がある」と語った。また、その法案を通過させなくてはならないと述べ、「確信がある」と報道陣に伝えた。更に、この悲劇は「皆の心にも衝撃を与えた」と語り「一人の男が小学校に侵入し、多くの子供達をわずか数分で殺害した」このような悲劇は二度と繰り返さないための対策が必要であることを強調した。

19名のメンバーで構成される連邦政府の銃規制プロジェクト.チームのリーダである副大統領ジョー.バイデン氏は、予定より1日早い昨日オバマ氏に銃規制の提案書を提出した。詳細は数日以内に発表される予定であるが、オバマ氏は昨日の記者会見で、高容量弾倉クリップ付き銃とアサルト銃の禁止、徹底した身元確認、精神保健政策などが規制提案の一部になっていることを概略的に伝えた。また、議会の承認を得ずして、行政レベルで推進可能な「執行業務」の内容は情報データーの収集、銃犯罪に関する連邦政府のリサーチ、現行法の強化などである。

15 日複数のメディアは、 ニュータウンの襲撃事件後、全米ライフル協会(NRA)は、銃による暴力は、暴力的なビデオゲームや映画にも多大な責任があると言いながら、数週間後には子供用の射撃ゲームを日曜日に発売したと報告している。小さな子供に射撃訓練の機会を与える教育用として、NRAが開発したものであるそうだ。15 日のNBCニュースによると、 ニュータウンの悲劇後、NRAは「銃は人を殺さない、銃による暴力的なビデオゲームのせいである」と銃製造業界を弁護した「わずか数週間後に4歳以上の子供向け3-D射撃練習ビデオゲーム を新発売した」と報じた。

ニュータウンの事件から1ヶ月後、このような展開に驚き、あきれたのは多くのメディアばかりではなく、ニュータウンの住民はそれ以上に憤慨している。NRAには、今日も悲しみに耐えて生きている銃の犠牲者に対する繊細な思いやりは微塵のかけらもない。新たな銃規制の動きが日増しに具体化してきた現在、利益追求最優先の姿勢を露にしたNRAは別の意味でもがいているようだ。

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