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2011年9月イエメンで、通常ドローン(Drone) と呼ばれる無人爆撃機により、アルカイダのリーダーの一人であったアンワル.アウラキが殺害された。当時、アウラキは、 イエメンに在住していた米国市民であり、何らかの罪で米国政府に起訴されていなかった人物だったとして、オバマ政権の合法性が問われた。

NBCニュースによると、NBCが昨日入手した16ページのメモのコピーは「司法省ホワイト.ペーパー」と記載された文書であり、オバマ政権による最も物議的なテロリスト対策である秘密の殺人リストについて、その合法性が詳細に説明されている。このメモには日付記載はなく「アルカイダの上級作戦リーダー、またはそれに関与する米国市民に対する致命的作戦の合法性」とのタイトルで表示されている。 ホワイト.ペーパーは、昨年6月に機密保持され、公に論議しないことを条件に、政府関係者が上院情報部と司法委員会に提供したものである。

無人爆撃機は、CIAのディレクターが指揮する秘密作戦であるが、昨年3月、ノースウエスタン大学法学部と会談した司法長官エリック.ホルダー氏は、海外のアメリカ市民を標的にした殺害はある一定の条件に適合している限り、合憲性があると解釈している。NBCが報告した司法省の結論は、テロリズムに関与している海外在住の米国市民を標的にすることは合法的であるという。その合法性の基準は、米国政府高官が「ある個人が差し迫った攻撃の脅威を米国に与えている」と判断した場合である。しかし、特定のテロ攻撃が近い将来行われるという「明確な証拠は必要としない」と説明している。また、戦争原則の適応法と一致した方法で行われる場合である。次に、逮捕の可否について、モニターを続けた結果、逮捕が不可能と判断した場合である。米政府当局が容疑者を逮捕する試みには、逮捕に関与する担当者に不当なリスクが伴わないかどうかも考慮することができると説明。もし、リスクがあれば、逮捕は不可能であると判断できるということである。

オバマ政権は、この書類を議会に提出することを躊躇していると言われているが、11名の両党の議員らは、司法省のメモを提出するようオバマ氏に文書で要求した。彼らは、米国に対して武器を取るアメリカ人に対して、大統領は殺傷力のある武器を使用する権限があることは理解しているが、「 議会とアメリカ国民は、政府がこの権限の範囲と境界をどのように解釈しているかを完全に理解することは非常に重要である」と述べている。無人爆撃機作戦、対テロ作戦、CIAによるテロリスト拘留や尋問プログラムは、 G.W.ブッシュ政権から受け継いだものであるが、オバマ氏は就任後、 ブッシュ氏以上に猛烈なテロ対策を講じている。オサマ.ビンラディンの隠れ家を突きとめ、殺害に成功したことが顕著な例である。しかし、国民の安全保護のため、及び秘密が敵に漏れることを防ぐためであるとは言え、政策性より秘密性が高い、対アルカイダとテロリス作戦は論争的である。人権保護団体などからの論議と批判が再燃すること懸念されている。

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