アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2016 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

銃による殺人および銃による暴力の頻度が高い州は、ギャング集団がたむろするカリフォルニア州やニューヨークなどの大都会ではなく、保守的な田舎の地域が多い南部である。 銃暴力の最も多い州にランクされた10州は、銃規制が比較的強いメリーランドを除いて、銃規制に強く反対しているか、銃規制が弱い州、銃による権利が「最も神聖に保持されている」農村部の南部州である事がクローズアップされた。

ロスアンゼルス.タイムスが調査した結果は、2011年に銃による殺人が発生した件数を10万人当たりで表示し、トップ10州は、殺人率が高い順番から表示している。

1位:南部州のルイジアナは、2012年度の人口統計によると、米国で第25番目にあたる約460万人である 。2011年の銃による殺害率は、10万人あたり8.8人であることを示している。同州は銃保持の権利を主張する州であり、銃規制のランク付けは50州中47番目である。

2位:サウス.キャロライナ州は、最も保守的な南部州の一つである。現在の人口は約472万人でルイジアナ州とさほど変わらない。10万人あたり4.76人が銃で殺害されていて、銃規制のランクは22番目である。

3位:メリーランドは 中部大西洋湾岸地域に隣接し、人口は約588万人である。10万当たり4.67人が銃の暴力で死亡している。全米で3番目に銃による殺人率が高い州である。しかし、銃規制のランクは7位であり、比較的良好な銃規制を制定していることを示唆している。

4位:ミズリー州は米国中西部にあり、人口は約600万である。銃殺人率は10万あたり4.59人。銃規制のランクは39番目であり、銃規制に積極的な州ではない「セントルイスに旅行するなら武装した方がいい」と同紙はアドバイスしている。

5位:ミシガン州は中西部に位置し、人口は約988 万人である。 10万人あたり4.59人が銃の暴力で殺害されていて、銃規制は11番目のランクである。映画ロボコップは同州デトロイトが発祥地であり、銅像が構築されている。同紙は、「ロボコップは、デトロイトの街をパトロールするため作られた」と述べている。

6位:ミシシッピー州は南部州であり、人口は約298万である。銃による殺人率は10万あたり4.46人であり、銃規制のランクはミズリー州と同様39番目である。

7位:テネシー州も保守的な南部州であり、人口は約645万人である。この州の住民の多くは「ウイスキーのジャック.ダニエルと同じくらい銃が好き」とのこと。銃殺人率は10万あたり3.81人であり、銃規制は22番目にランキング。

8位:ジョージア州は 農業地が多い典型的な南部州であり、人口は約992万である。銃による殺人率は10万あたり3.77人であり、銃規制はテネシー州と同様22番目にランクされている。

9位: アーカンソー州も南部州であり、人口は約295万である。銃の暴力は多い州でもあるが、2011年の銃による殺人率は10万あたり3.74人であった。しかし、厳しい連邦政府の銃規制であるブレイディ法を制定したクリントン元大統領のホーム州にしては、銃規制には弱いところであり、39番目にランクされている。

10位:最後のペンシルベニア州は米国の北東部に位置し、人口は約1,276万である。銃による殺人率は10万あたり3.69人である。銃規制は10番名にランクされているため、さほど銃規制が弱い州ではないようだ。

この調査結果を観察すると、メリーランドとペンシルベニア州を除いて、大半は南部の農産業州であり、歴史的には南北戦争以前、奴隷州または合衆国から脱退した連合州であることが理解できる。また、全てではないが、概して強い銃規制がない保守派の州ほど、銃による殺人率が高い傾向を示している。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。