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オバマ政権エネルギー政策の論争的な問題は、カナダ北東アルバータのアサバスカ油砂(オイルサンドまたはタールサンド)領域から米国のイリノイ、オクラホマ、テキサス州のメキシコ湾岸に沿って、原油を輸送するシステムとして知られるキーストーン.パイプラインの建設である。

昨日、ワシントンDCのナショナル.モールに気候変動を懸念する活動家らが結集した。参加した 大勢の活動家らはオバマ大統領にキーストーン.パイプラインの建設を拒絶するよう要請した。環境グループにしては前例のない大規模な集会であるようだ。ロイターによると、 30州から参加した推定35,000人のメンバーは、寒く、荒れ模様の天候にも関わらず、ナショナル.モールからホワイトハウス周辺を行進した。パイプラインの建設は、すでに部分的には完了していると言われているが、この抗議活動は、上院議員の超党派グループが雇用拡大とエネルギーの自立に向けた「新たなステップを踏むためのエンジン」として53億ドルのパイプライン建設をオバマ氏に承認するよう要請したためである。

また、抗議活動の主催者は気候変動を懸念する活動家であり、カナダ、アルバータのオイルサンドからテキサス州のポートへ原油を輸送するパイプラインは承認すると気候に悪影響を与え、取り返しがつかないことになると訴えた。また「政府は25年間、基本的に気候変動の危機を無視してきた」が、現在多くの人たちが、これを防ぐため行動するよう政府に要求を始めたと、気候変動活動家のビル.マッキベンとのインタビューを報告。

1日あたり、83万バレルの原油を輸送するキーストーン.パイプラインの建設を支持する人たちは、数千万の雇用を創出し、北米のエネルギーの安全保障を向上させると述べているようだ。環境保護者は、「油砂地からの抽出プロセスは多量の炭素が混ざっているため従来の原油よりかなり汚い」という理由でこの建設に反対している。オバマ氏のクリーン.エネルギーの元顧問ヴァン.ジョーンズ氏は、オバマ氏が気候変動に向けた政策を発表したばかりであり、その数週間後にパイプラインを承認すれば、汚染を減少させるための努力が鈍ることになると指摘した 。また、ナショナル.モールで発言した唯一の議会メンバーであるロード.アイランド州の民主党議員シエルダン.ホワイトハウス氏は,オバマ氏がパイプラインを承認した場合、信頼性にひびが入ると指摘したことをロイターは報じた。

ハリス.インターアクティブが実施した世論調査では69%の国民がパイプライン建設を支持し、わずか17%が反対しているとロイターは伝えている。オバマ氏の主要な議員らは、雇用創出の可能性が多大であるためパイプラインを好んでいるという。1月、9人の民主党上院議員らは、オバマ氏にキーストーン.パイプラインを急遽承認するよう要請している44名の共和党議員らのグループに加わったようである。 雇用創出による経済向上を選択するか、又は科学者らが主張する環境破壊や異常気象による災害の原因となる気候変動の阻止に本腰をあげるか、オバマ氏はエネルギー問題で微妙な立場に置かれているようだ。

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