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オバマ政権は、セクエスター(自動支出削減 )は3月1日に有効になるため、主な空港で遅れが発生すると警告した。 もし、セクエスターが有効になった場合、オバマ氏より、共和党がその責任を問われることになりそうだ。

今朝ホワイトハウスで記者会見した運輸長官の話によると、主な空港で遅れが発生し、小さな空港では航空管制塔を閉鎖するところもあり、交通の遮断が予測されている。旅行者は主要都市で90分間以上の遅れに直面することが予測されている。22日のAP通信は、連邦航空局(FAA)の2013年の大幅な削減は6億ドルであり、航空管制塔の従事者に無給休暇を要請することになり、航空内外のガイド機能が減少することになると報告している。オバマ大統領は、このような事態を避けるため、支出削減より増税するよう議会に呼びかけているが、共和党議員は税収の増大に反対している。

セクエスターが1週間に迫った現状を国民はどう思っているのだろうか? このような状況下で、オバマ氏は3年以来最大の支持率を得ていて、セクエスターに関しても、共和党議員の主張より、 オバマ氏の政策を支持していることが複数の世論調査で明らかになった。

21 日のビジネス.インサーダー によると、ブルンバークの追跡は、2009年9月以来、オバマ氏の支持率は55%で最高点に達したことを示し、一方、共和党議員に良好な印象を持つアメリカ国民は35%で2009年9月以来最低の支持率である。ピュー.リサーチ.センターの世論調査も同じような数値を示している。回答者の51%はオバマ氏を支持し、共和党議員らを支持しているのは、わずか25%である。この2機関の調査は、オバマ氏と共和党議員らの両側のセクエスター論議の前後に開始されたもので、支出削減論争の成り行きをみていた国民の感情を反映したものである。その調査結果は、セクエスターが有効になると「責められるのは共和党である」ことを示唆している。

ピュー.リサーチ.センターの調査では、セクエスターが有効になると、共和党が責められると答えた率は49%であったが、オバマ氏の責任になると答えた率はわずか31%であった。ブルンバーグの調査では、「政府支出をインフラ整備、教育、再生エネルギーの開発に充当することを提案したオバマ氏の政策の方が、共和党の支出削減と減税より、もっと雇用を創出する」と答えたアメリカ人は49%である。一方、共和党の政策が雇用を拡大すると答えた率は43%であり、間違った結果になった場合、共和党の方がもっと責められると報告している。また、76%の国民は、財政赤字を削減するため、議会は支出削減と増税のパッケージを検討するべきであると答え、全ての増税に反対している共和党に同意しているのはわずか19%であった。ピューの調査で判明したことは、アメリカ国民の大半である70%は、議会は超党派の姿勢で財政赤字を削減するための主要法案を可決してほしいと望んでいることである。

最近のオバマ大統領の政策の満足度を反映している国民の支持率は、51%から55%の結果である。50%以上の大統領支持率は、1953年から1961年まで34代大統領であったアイゼンハワー以来である点に注目すべきである。また、国民は過去の経験から、減税ばかりでは雇用を創出しないことを良く知っている。支出削減と増税の両方を望む国民は、不必要なものに対する支出削減と、公平な税制を主張する合理的思考があることを示唆している。カリフォルニア大学、バークレー校の研究資料によると、トップ1%の富裕層と低所得者層の経済格差は30年間でかなり拡大している。トップ1%の平均年収は約100万ドルであるのに対して、低所得層90%は平均約3万ドルである。 富裕層増税に反対する共和党を一般のアメリカ国民が支持しないはずである。

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