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現在、14日から16日までの予定でCPACの集会が開催されています。CPACは1973年に保守派の小グループが未来の政治構想を語るため創設した保守派の政治組織であり、その運動の事です。毎年、ワシントンDCで恒例のイベントが開催され、保守派の政治家、ロビー活動家、および政治献金者らが結集して政治の議題について論議するため招集されます。選挙前の大会のように、多くの参加者が共和党の未来について独自のスピーチを披露する政治活動です。

2013年の著名な、スピーカーは、上院少数派のミッチ.マコーネル、ミット.ロムニー、ポール.ライアン、マルコ.ルビオ、ランド.ポール、テキサス州知事リック.ペリー、ウイスコンシン州知事スコット.ウオーカー、サラ.ペイレン、ドナルド.トランプ、全米ライフル協会(NRA)のCEOウエイン.ラピエールなどです。このようなイベントの資金提供者は、コーク兄弟、NRAなど共和党支持の富裕層の政治献金家です。CPACはアメリカの保守派連合財団(AUCF)、慈善団体が主に主催しています。100以上の他の組織は、様々な方法で献金しています。ヒューマン.イベント(米国保守派の雑誌)、ヤング.アメリカ財団、NRA は最も著名な三大協賛組織と言われています。

CPACは、共和党にとって重要なイベントです。特に、大統領選の立候補者らは、各自の議題を提供し演説することで、大統領選の演習と準備の機会を得ることが可能だからです。また、政治資金を提供する企業側も、どの候補が有利であるかある程度判断できる機会にもなります。従って、若手のポール.ライアン、マルコ.ルビオ、ランド.ポールなどは共和党の将来を担うホープとして、スピーチを披露することは絶好のチャンスになると思われます。前途有望な議員の中で、誰が次の大統領候補になるのか予測する材料にもなります。

しかし、CPACの評価は近年落ちています。その理由は、単なる極右集団の会議に変貌しつつあり、穏健派の共和党は招待されていないのです。例えば、同性結婚を支持する共和党議員は、一部の極右議員らとの間で緊張があり、自分の州で一部増税したバージニア州の共和党知事は除外されています。また、ニュージャージ州の共和党知事クリス.クリスティはハリケーン.サンディ後、同州で70%以上の支持率を得ていて、強力な2016年の大統領候補の一人ですが、 メディケア拡大を支持し、同州でサンディ援助を促進したため、CPACには招待されていないのです。

このような傾向は、「共和党間の戦争」と言われ、財政的保守派および文化的保守派は、いずれも党内間で極端に分極化していることを浮きぼりにしています。更に、論理的に将来を語ることはなく、単に民主党をからかうだけのサラ.ペイレンやドナルド.トランプのような党派を分極化させるだけの人物の招待は、本来、有意義であるはずのCPACのイベントとどのような関連性があるのか疑問視されています。現在のCPACは、 2008年、2012年の選挙結果が暗示した米国社会の多様化に逆流しているため、将来の若い共和党リーダーが理想的な政治的土壌を育むには支障があると言われています。

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