アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2016 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

2013年3月のフォーブス400の報告によると、世界の億万長者の中で、米国富裕者のトップ10にランクされた、その一位は引き続きビル.ゲイツ(57歳)である。3月時点での総資産は670億ドル。世界一寛大な慈善基金団体であるビル&メリンダ.ゲイツ財団の慈善家として知られているゲイツは、今年初頭の年間報告書に280億ドル寄付したとのこと。

二位は、ネブラスカ州オマハの出身で、世界最大の投資株会社の筆頭株主および最高経営責任者(CEO)であり、ビル.ゲイツの友人であるウォーレン.バフェット(82歳)。今年3月の総資産は535億ドル。自身も含めて、高所得者の増税を提案した数少ない富裕層の一人である。三位は、オラクル.コーポレーションの共同設立者および CEOであるラリー.エリソン(68歳)。2013年3月の総資産は430億ドル。エリソンは大胆な不動産投資家でもあり、2つのリゾートホテルと住宅開発地を含めて、ハワイのラナイ島の98%を5億ドルで買収していたことが報告されている。

四位は、チャールス.コーク(76歳)とデビッド.コーク(72歳) である。コーク兄弟はニューヨークで化学用具を生産するコーク.インダストリーズの経営者である。化学品や天然ガスのビジネスから得た二人の総資産はそれぞれ340億ドル。フォーブスによると、これまでに10億ドルを寄付し、その内の約4億は1998年から医学研究分野へ献金しているそうである。コーク.インダストリーズは推定1,150億ドルの売り上げがあると言われている。二人は政治に深く関与し、個人と経済の自由を強調するリバタリアンである。ホワイトハウスからオバマ大統領を追い出すことに執念を燃やし、昨年11月の大統領選では、多額の選挙資金をミット.ロムニーにつぎ込んで、大統領の閉め出し作戦を展開したが失敗に終る。

六位は、クリスティ.ウォルトン(57歳)で、ウォルマート創業者の次男の寡婦であり、その総資産は282億ドルである。夫のジョン.ウォルトンが2005年に飛行機事故で死亡したため、その財産を受け継いだ。ウォルマートの株は2012年に急騰したため、米国の最も富裕な女性の地位を維持している。

七位は、マサチューセッツ州ボストン生まれで政治家および実業家であり、現在ニューヨーク市長のマイケル.ブルンバーグ(70歳)。彼は、マンハッタン、バミューダ、バリ島などに少なくとも10の家屋を保持する慈善活動家である。彼の総資産は270億ドル。現在、政治活動、特に銃の暴力を減少させるため銃規制に精魂を傾けている。24日の『ワシントン.ポスト』によると、全米ライフル協会のCEOウェイン.ラピェールは、ブルンバーグは上院議員の銃規制投票を促すため、個人の資産を投資して「アメリカを買おうとしている」と批判している。

八位は、アーカンソー州ベントビルに住むウォルマート創業者の三男であるジム. ウォルトン(64歳)。ウォルマートの株主であり、アーベスト銀行のCEOである彼の総資産は267億ドルである。九位はウォルマート創業者サム.ウォルトンの娘であるアリス. ウォルトン(63歳)である。彼女の総資産は263億ドル。十位も同じくウォルマート創業者の長男であるロブソン. ウォルトン(68歳)。その総資産は261億ドル。ロブソンはオクラホマ州のタルサで生まれ、1969年にコロンビア大学法学部を卒業。1992年から、全世界に220万人の従業員を抱える米国最大の多国籍企業ウォルマートの会長である。

近年、米国の富はひと握りの富裕層に集中していると指摘されている。その中でも、 ウォルマートの家族がトップ10人中4人もいることは注目に値する。毎週、全米に散在する約4,700店舗で、1億人以上のアメリカ人が買物をすると言われるウォルマート創業者の家族が潤うはずである。おそらく、ウォルマートはどこよりも、安い製品を提供するが、供給コストと労働費も最小限に抑えていると言われている。低価格製品を求める消費者が圧倒的に多いことも事実であり、地域社会のインパクトは大きい。ウォルマートが開店される地域では、小さな商店が倒産するか、賃金を減少させる結果になることで、ウォルマート.エフェクト(Wal-Mart Effect)と呼ばれている。プラスの側面は、インフレーションを抑制し、最適な水準で従業員の生産性を維持できるということである。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。