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比較的厳しい銃規制を制定しているメリーランド州は、更に強化した銃規制を昨日通過させた。同州はこれまで20年間で拳銃の購入に指紋を要求した最初の州である。指紋の必須条件は、銃器購入資格のない個人が「銃器購入を躊躇するようになるため、犯罪者の銃器購入を防ぐ」効力的な方法である。

4日のAPによると、法案は銃器を購入する個人に、市警にたいして指紋を提供することを義務づけ、45種類のアサルト銃器および10以上の弾薬倉を禁止し、精神異常者の銃器のアクセスを防止することが含まれている。投票後に声明を発表した知事マーティン.オマリーは「支持者の強い連携と銃の暴力を減少させるための政策を圧倒的に支持するメリーランド州の人々と共に、生命を救う 戦略的行動を選択した」と述べた 。指紋の要求、 特定のアサルト銃禁止の他に、紛失や盗難銃器の報告義務、更に学校の安全強化のため、2,500万ドルの予算で施錠システム、監視カメラ、入口のブザーなどの体制を導入する規定も含まれている。

この銃規制拡大に対する批判者は「憲法第二条を損ない、違法者に焦点をあてず、結局、法に忠実な市民を不利な立場におくことになる」と言っている。メリーランドは、ユニバーサル.バックグランド.チェックおよび購入まで7日間の待機期間があり、個人売買の抜け穴さえ禁止しているなど、既に強力な銃規制を制定していると指摘している。

しかし、注目すべき事は、メリーランド州で45種類のアサルト銃が規制されても、既に所有している場合、引き続き保持可能である。また、同州の銃規制が有効になるのは10月1日からであり、それ以前に購入した銃器も保持できるため押収されることはない。従って、個人に影響は与えることはないとAPは伝えている。

メリーランド州は、ニューヨーク、ニュージャージー、マサチューセッツ、ハワイ、コネチカットなど厳しい銃規制を制定した州と足並みを揃えることになったが、銃規制に反対する人たちの主な理由は、規定の対象となった銃を所有している国民から、それらの銃を政府が取り上げると思っている人たちが圧倒的に多いことである。65%の国民は銃器を一切保持していないことを考慮すると、いずれの銃規制も真面目な銃保持者に対して常識的で寛容な銃規制であり、銃規制反対論者には、「銃器押収の妄想」があると言われる根拠を示唆している。

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