アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2016 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

4月6日、アフガニスタンで2つの攻撃があり、6人の米国人が死亡した。3名は 外交官としてアフガンに滞在していた米国市民であり、他3名はアフガンに派遣されている米兵士であるらしい。職務中にアフガンで米国の外交官が殺害されたのは、今回が初めてであるという。

7日のワシントン.ポストによると、25歳の女性アン.スメディンホフ氏は、最近外交官として、カブールに旅行中だった国務長官ジョン.ケリー氏を援助し、複数の同伴者とアフガニスタンの南部ザブール州の学校に本を寄付するため車で移動中、爆撃に遭遇し死亡した。彼女と行動を共にしていた他4名の国務省の役員らは負傷しているとケリー氏は通告した。ケリー氏は憂いのある口調で、「彼女は、賢く、能力があり、仕事に熱心で、自国に献身し、 外交官としてあるべき資質を全て備え、アフガニスタンの人々ため、懸命に活動していた」と述べた。また、「彼女は悲劇にも、アフガニスタンの若い人たちがより良い未来を持つ機会を与えるため働き、自分の若い命を捧げた」とアンさんに敬意を表明した。

アンさんは、先月末、ケリー氏のアフガニスタン訪問中、主な大使館のガイド役および補佐官を務め、その任務は名誉であり、若い外交官として前途有望であると見られていた。今回の攻撃は、米軍の当地での使命が今春から管理面に移行している時である。特に、アフガニスタンに春が到来すると毎年、反乱軍、アフガン政府、北大西洋条約機構(NATO)主導の連立政権などによる強烈な「戦いのシーズン」が始まり、米軍は「暴力が増加する危険に直面する可能性が高い」とワシントン.ポストは伝えている。

同日のABCニュースは、同じ日にアフガニスタンの東部遠隔地で米軍が支援するアフガン軍とタリバン武装勢力との戦闘があり、空爆でアメリカ人や11名のアフガニスタンの子供達を含む約20名が死亡したと伝えた 。これはNATOの空撃が原因であるとされ、市民の怒りをかっているようだ。アンさんは、南部ザブール州の旅行中「自爆テロ」の犠牲になったと報じている。3日には、反政府勢力は比較的安全な西部の裁判所付近で待ち伏せし、46人以上を殺害したという。 民間人が頻繁に犠牲になる空爆が繰り返され、混乱が続くアフガニスタンでは、約12年間の戦争期間中で「戦いのシーズン」が最も血なまぐさい時期であるらしい。

アフガニスタンには現在66,000の米軍を含めて約100,000人の国際部隊が在留している。2014年の早期には32,000の米兵がアフガニスタンから撤退し、残りは、2014年度末までに全面撤廃する予定であるが、変更の可能性は現在示唆されていない。今年から実質的に米軍は一線を退いて、アフガン軍がリードするが、米軍の撤退後、事実上アフガン軍はタリバンと戦うことが可能かという疑問もあるようだ。しかし、アフガン兵は米軍を伴わず、タリバンの本拠地に侵入したことが昨日報じられた。それにしても、 最悪の時に最悪の場所に赴いた若き外交官の不運を残念に思う。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。