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昨日8日、議員らは春期休会を終えて議会に戻ってきたが、早速、銃規制改革の投票が予定されているため、銃規制の戦いは重大な局面を迎えている。複数の州でも銃規制を拡大するなど本格的になっているため、抵抗する圧力も強くなっている。一方、銃乱射事件の犠牲者らの家族と活動家による銃規制のロビー活動も活発化していて、何らかの銃規制に関する連邦議会の投票は避けられない事態になっている。

13名の共和党議員らは、 連邦政府のユニバーサル.バックグランド.チエック(UBC)、不法銃の密輸に対する厳しい処罰、学校での安全措置が含まれている銃規制法案を遮断する努力として、すでにフィリバスター(議事妨害)を宣言し、先週、上院少数派のリーダー、ミッチ.マコーネルもこれに加わることを表明した。全米ライフル協会(NRA)から政治献金を受けている立場である彼らは、面目上、フィリバスターの理由を 「憲法改正法第二条の侵害」であるとし、どのような法案もニュータウンのような悲劇を防ぐ効果はないばかりか、法に忠実な銃器保持者にプレッシャーをかけると述べている。現実的には、90%以上の国民はUBCを支持していることも広範に認識されるようになっている。連邦政府の現存のバックグランド.チエックは 連邦認定銃販売業者に要求されているが、他の銃器売買には規定されていないため、危険人物による銃器の入手を防ぐ為には、UBCは最も確実で常識的な銃規制であると言われている。

昨日オバマ大統領は、コネチカット州のハートフォードの集会スピーチで、「ここに集っている家族のように、更に多くの家族が計り知れないほどの苦しみを味わうことがないよう、何かをしたいと願っているアメリカ人なら、我々は行動しなくてはならない」と述べ、「その時がきている。今はその行動を起こす時である。恐れと、苛立ちと、誤報を押し戻す時である。議事堂から議会の廊下に至まで誰もが声をあげる時である」と語り、「銃規制は政治のためではなく、銃の暴力で破滅に追いやられた家族にたいして正しいことをするためである」と述べた。

また、今朝の上院議会で、上院多数派リーダーのハリー.リードは、父親は鬱病との葛藤の末、1972年に自殺し、悲惨な銃の思い出がある事を語った。9日の『ワシントン.ポスト』によると、 リードはシアーズのカタログ販売で購入した12口径のショットガンを12歳の誕生日に受理した。また、若い頃の議員時代に自州のネバダで銃購入には3日間の待機期間がある銃規制通過の共同提案者であった。この規制だけでも「多くの人命を救った」と述べ、「時には、拳銃を悪いことに利用するため購入する人たちもいる。自分の父さえ自殺に使った。数日間の待機期間が人の命を救う場合もある」と語った。また2010年1月に起きたラスベガスの連邦裁判所での銃乱射事件を含め、自州ネバダでの銃による暴力について触れ、フィリバスターを宣告した共和党議員らに、バックグランド.チエックの拡大を支持するよう促した。

共和党議員によるフィリバスターなどの妨害も予測される一方で、2008年の共和党大統領候補であったジョン.マケインや他複数の共和党上院議員らは、バックグランド.チエックに関する新たな銃規制の支持を表明している。これは、フィリバスターを抑圧し、投票できる可能性があることが示唆されている。マケイン氏を中心に、超党派の別の銃規制交渉は、今日行われたようだ。議会の銃規制に関する動きは、官民一体の団結力が増している。 今日、ニュータウンの犠牲者の家族のグループ は、ワシントンで初めてロビー活動を実施したようである。9日のCBSニュースによると、意義のある銃規制を上院で通過させるため、十分な共和党の票数を得る努力として、副大統領の自宅で朝食を共にした後、議員との個人対面によるロビー活動を行ったという。

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