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昨日、 ホワイトハウスを攻撃した2つの爆弾により、オバマ大統領は負傷したことをAP通信がツイッターに掲載したとのニュースがあった後、ニューヨーク株式市場は暴落した。ダウ.ジョンズは即座に100ポイント下落したと言われた。24日のテレグラフによると 、APのツイッターをハッキングしたシリア電子軍(SEA)は 証券取引所から瞬時に1,360億ドルを動かし、世界の注目を浴びたという。その直後、これはハッカーの侵入による誤情報であるとAP通信が発表したため、株式市場は急速に回復した。

ツイッターに掲載されたこの誤情報は、シリアのハッカー.グループによる米国のメディアに対する攻撃であるらしい。APは米国の主な報道機関であり、他の報道機関と同様、シリアに対する「メディア戦争」を繰り返してきたと秘密のハッキング組織であるSEAが匿名で通告したと伝えられている。22日のAPは、シリアの大統領バシャール.アサドに同情するハッカー.グループの犯行であるらしい。また、同グループは最近、BBCアラビア語放送とアルジャジーラ放送局のツイッターをハッキングしたと伝えている。

先週 16日、毒素リシンが混入した手紙がミシシッピー州出身の共和党上院議員ロジャー.ウィッカーに送られた。同じく、ホワイトハウスのメール検査施設は、オバマ大統領宛の怪しげな郵便物を発見し、これも毒素リシンが混入されていたことが判明。FBIは翌日、容疑者として、ミシシッピー州コリントのものまね演芸家ポール.ケビン.カーティスを大統領に対する脅威として起訴したが、昨日23日、無実であるとして釈放したようだ。カーティスはステージ.ネームにKCを使用していて、手紙の送り主のイニシャルが同じだったことで、捜査の対象になったと言われている。 カーティスの釈放後、当局は、同州で同じくKCのイニシャルを使う別の男性を捜査したが、証拠らしきものは発見されなかったという。このような悪質なレターを送った真犯人の捜査は当分続くものと思われる。

この二つの事件は何を意味しているのか? 昨日のハッカー事件も、先週何者かがオバマ大統領へ宛てた毒素混入の手紙も、現状に反抗している人物またはグループの挑戦であると思われる。コンピューターを制御することで、一時的に米国の株式市場に影響を与えたAP通信に対するハッカー攻撃の例は、ハイテク頭脳犯罪者はメディアを操作することで米国の経済をいとも簡単に崩壊に導くことを可能する能力があることを示唆している。また、莫大な規模の情報通信媒体システムにはプロとアマチュアの境がなくなっていることを実証している。

毒素リシン脅威事件は1981年から米国では約15回発生している。また、 2001年9月11日の同時多発テロ後、米国の複数のメディアや特定の議員に対して、炭疽菌を混入した手紙が送られた事件がある。現在捜査中の毒素リシン事件は、当時、炭疽菌に感染した5人が死亡し、17人が負傷した事件を彷彿させる。それぞれ異質の事件であるが、 経済状況や外交政策などに対する隠された政治的メッセージがあると思われ、 政府に不満を持つ国内外の反逆者が存在することを示唆している。これらは、進化したグローバル文明の情報技術と化学技術を利用した テロ行為であると解釈することは可能であると思う。また、ボストン爆破のような米国人を恐怖に陥れたテロ攻撃が再発しない保障はないため、2001年以来、米国は警戒と危機感が高まっている。

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