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2012年10 月 東海岸を襲ったハリケーン.サンディから半年が経過した 今日、特に、被害の大きかったニュージャージーやニューヨーク州では復興が遅れている。ジャージー海岸、ニューヨークやニューイングランドの沿岸地域は回復が遅く、これからの観光シーズンを目前にしてまだ多くのビジネスは閉鎖し、今年のハリケーンの季節に向けた準備は完了していないため深刻な問題を抱えている。更に、被害者の数百万人は現在でもホームレスのままの状態であるという。しかし、ホームレスが全く救われていないわけではない。

27日の『AP通信』によると、多くの人たちは、次の嵐に備えて家を保護するため再構築する必要があるが、保険会社は家の所有者が期待している金額を全て支払っていない。地方自治体や市政機関は、地域の安全のため、消防車を稼働させ、電力を維持し、警察官を配置するため、またハリケーン復興の支出のため数千万ドルを借金しているという。近日中に受けることが期待されているが、半年が経過してもまだ連邦政府からの災害住宅援助プログラム(DHAP)の融資を待っている状態である。

ニュージャージー州では、ハリケーン.サンディ直後161,000所帯が立ち退き又は避難命令に直面した。現在まだ39,000人が親戚と同棲するか、または一時的な賃貸アパートに住んでいるなど仮住まいのままの状態であるという。連邦政府の緊急事態管理庁(FEMA)の資金援助にも問題があるようだ。ニュージャージー州の複数の市では、どの家もほぼ同じ程度の被害を受けているが、8,000ドル受けた所帯もあれば、29,000ドル受けた所帯もあり、近隣関係に亀裂を生じているという。かなり進歩はあったが「まだ長い道のりであると」と同州の知事クリス.クリスティが述べている通り復興作業も完了していないため、シーサイド.ハイツの桟橋の海岸には嵐で崩壊し、流されたローラー.コースターもまだ放置されたままであるようだ。

ニューヨーク州では一時的な避難所として250所帯以上がホテル住まいであるという。政府機関であるニューヨーク市住宅局(NYCHA)は、ニューヨーク市の5つの地区で低.中所得住民のための公営住宅を提供している。しかし、サンディのような自然災害で自宅を失った人たちが全員NYCHAシステムを利用できるわけでもなさそうだ。不法移民、犯罪者に加えて、健康上の問題を抱えて失業中の人たちは対象外になっているため、特に寒い時期に長く続いた停電などで低体温症を誘発し、または清掃活動中事故で負傷した一部の人たちにとってハリケーン災害は 二重、三重苦になっている 。

復興が遅れている大きな要因は、オバマ大統領の災害救済援助資金に関する提案を当初、共和党下院議長ジョン.ベイナーを含め多くの共和党議員らは拒否し、対応が遅れたためである。また、サンディのような壊滅的な自然災害では、新たに多くのホームレスを生み出したようだ。特に貧困街に住む人たちは、家、健康、仕事、全てを失う可能性が最も高い。しかし、このような最も弱い立場のホームレスを優先的に救済する組織は存在する。ホームレスを絶滅する運動は、特にハリケーン.サンディ後も活発になり、全国で最も脆弱なオームレス10万人 に一時の避難所よりもっと安定した永久的な家を提供するため、全国170の地域で、2014年の7月まで100,000戸を達成するキャンペーンが行われている。

このキャンペーンは、ファイスブックなどでも紹介されていて、すでに全国で20,000人のホームレスを住居させている。全米にはホームレス絶滅運動を展開している非営利団体は多く存在し、家を提供するだけではなく、心身の医療ケア、職業訓練やカウンセリングなどを提供している団体も多い。しかし、ホームレス絶滅と戦いながら、着実な雇用を見つけ、物理的および心理的な健康状態に気を配ることはかなり難しいため、ホームレス10万人のキャンペーンは、まず何よりも永久的な家を与えることを目標にしているという。このような組織や活動家が地域に増えることはホームレス絶滅の目標に近づく大きな要因になるはずである。加えて、 異常気象に取り組む点では他の先進国に遅れている米国は、天候変動の側面からも長期的に取り組む必要がありそうだ。

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