アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2016 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

ヘリテイジ.ファンデーションと言えば、米国で最も典型的な保守派のシンクタンク.グループであるが、同組織の比較的新任メーンバーで、2009年に「IQと移民政策」という博士論文を書いたジェイソン.リッチワインの論理は、最近移民改正法案の阻害材料として移民支持者の悪評価を買っている。

リッチワインの説によると、米国移民の平均的なIQは、先住民白人より実質的に低いという。5月8日のワシントン.ポスト によると、リッチワインの論文は、人種間の知能には大きな違いがあり、それは遺伝子が一因であるという。全体的な証拠が示唆していることは、人種間のIQの違いは、遺伝的要素の違いによるものであり、何らかの理由で人種間に見られる知能指数の違いは永続的なものであると主張している。彼は「ヒスパニックが白人と同等のIQに到達するかどうか誰もわからないが、ヒスパニック移民は低いIQの子供や孫を持つとの予測に反論することは難しい」と書いている。論文の後半では、彼は、IQの人種差は事実であり永続すると信じているが、移民のIQに基づく彼の理論に同意する必要はないと書いているという。どの人種のIQが低いかを判断することを否定することより、むしろ我々は個人のIQレベルを試験して採点の低い者を除外することは可能であるとし、「私はIQで移民を選択するべきだと強く信じる」と書いている。

また、リッチワインの論文は、「移民のスキルを土台にした表現を用いると否定的な反応を鈍らせる」と述べ、IQを土台にした選択という表現を用いることには注意を払っているという。この修辞的戦略は、低スキルの移民を大幅に減少し、高スキルの移民を増大するというヘリテイジ.ファンデーションの移民法の立場を反映しているとポストは指摘している。13日のABCニュースによると、リッチワインは「自分が述べたことに対して謝罪はしないが、もっと多く細部を伝えなかったこと、学術的な聴衆に比較して、平均的な国民がこれらをどのように認識するかを考えなかった事を後悔している」と述べた。

ヘリテイジ.ファンデーションは、基本的に不法移民に反対している組織であるが、要するに、不法移民に市民権の道を開くことを目指す包括的移民法案は、コストが増大するという推定的理由を根拠に、IQ差に基づく移民論戦略を展開している。同組織は基本的には、白人の移民を支持していて、ヒスパニック系移民の否定を暗示している。リッチワインは極端なナショナリスト(国家主義者または民族主義者)と言われているため、人種別による不法移民の中では、最も多いヒスパニック系を直接ターゲットにした論争とも思われる。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。