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1996年の5月20日は、 公民権運動で最初に同性愛者が勝利した日である。米国最高裁は、1992年の改正による国民投票で同性結婚を禁止し、同性愛者の平等の権利を妨げていたコロラド州の憲法を違憲として6対3の投票で1992年の憲法改正法を却下し、同性結婚を認める決定を下した。

コロラド州の市民は、1992 年の国民投票で大半の市民が同性結婚に反対した為、同州は同性結婚を禁止する州憲法の改正法案を可決した。しかし、4年後の1996年、米国最高裁は5月20日、公民権法で最初の同性愛者の権利論争に関するローマー対エバンスの最高裁の判例で、1992年に同州が可決した州憲法改正は、全ての国民に平等を保障した憲法改正法第十四条に違反すると判定した。これは、同性愛者の法的、政治的、社会的権利の保護のために戦っていた活動家の公民権運動の最初の勝利であり、同性愛者に対して憲法上の権利を与えた最初の主要な決定であった。

しかし、コロラド州は様々な紆余曲折を経て、2006年からは憲法で同性結婚を禁ずるようになった。しかし、2009年後から同性愛者間の法的平等性を再度重視するようになり、同性愛者のカップルに対しても異性間の結婚と同様の法的権利を与えるシビル.ユニオン(法的に承認された共同関係)が支持され始めた。「公共政策世論調査」によると、2012年には、コロラド州の市民は53%が同性結婚の合法化を支持し、反対したのは40%であった。今月春コロラド州は、同性結婚の合法化と同じように、法的権利を認めたシビル.ユニオン法案を成立させたため、5月1日から有効となっている。現在、コロラド州の他にシビル.ユニオン法案を制定している州はハワイやイリノイである。

同性結婚の合憲性をめぐる是非の決定は州に委ねられているため、連邦政府のドマ法が存在する限り問題を複雑にしている。まだ多くの州で多くの宗教関係者らが、結婚は男女間の結合であるとする考え方を強く維持しているからである。現在このドマ法の合憲性を検討している米国最高裁は6月に何らかの決定を下すはずである。憲法改正法第十四条に基づき、違憲であると判定するのではないかと思うが、予測は難しい。

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