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8人のギャングと呼ばれる超党派の上院議員が起草した移民改正法案は、上院司法委員会で5日間集中した協議が開催され、昨夜、13対5の投票で承認された。協議中、様々な角度から草案の改善がなされた法案は上院議会に移動し、上院議会で更なる改善を目指して6月から討論が行わる予定である。

この草案は、上院司法委員会での協議中、多くの議員の声が反映され、かなり改善があったと言われている。中でも顕著な追加は、8人の起草者が消極的であった同性結婚のカップルも保護する条項である。かなり緊張した感情的な論争が展開されたようであるが、特定のグループのみに対して同等の権利を無視した法案を認めることは出来ないとする、バーモント出身の上院司法委員会の委員長パトリック.リーヒの強力な意見により、同性結婚者の外国人のパートナーにもグリーンカードを発行するなど平等性を考慮した条項が追加された。

22日のシンク.プログレスによると、上院司法委員会で追加や改善がなされた他の代表的なものには、(1)軍隊での献身的な奉仕を通して一時的な合法滞在資格を得た個人は市民権を申請できる、(2)リスクが伴う無慈悲な強制送還を制限する、(3)不法移民に市民権への道を開くプロセスとして要求されている罰金と税金の支払いは割賦計画を利用できる 、(4)一部の移民は学生ローンや連邦政府の研究プログラムに参加できる、(5)アフリカやカリブ海諸国からのビザ発行を増大するなどが含まれているようである。

しかし、これらは全て上院議会で更に修正される可能性もある。この移民改正法案の協議がスムースに運ぶ場合、上院での投票後は下院に移動し、下院での協議と投票を待つことになる。しかし、上院司法委員会でこの法案に寛大な追加があった同性愛者の保護は、共和党がコントロールする下院議会では多大なネックになる可能性がある。従って、8人の起草者が恐れている法案破棄の危機など、かなりの挑戦に直面すると思われるが、とりあえず、オバマ氏の国内政策の最重要課題である包括的移民改正法案は最初の難関を突破した。

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