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                       サンノゼ市(シリコンバレー) フェアーマウント.ホテル

今日7 日、オバマ氏はカリファルニア州サンノゼのフェアーマウント.ホテルでの集会で、 ボライゾン通信会社から大規模な通話記録を収集している件に関する記者団の質問に答え、国家安全保障局(NSA)やFBIが現在実施していることは、外国諜報監視裁判所(FISA Court)と議会が完全に承認しているため合法的であると説明し、昨日のホワイトハウスやダイアン.フェィンスタイン氏の説明を補足した。

オバマ氏は、米国民の電話記録の収集はFISAの監督下で開始し、更新し、継続されていることであり、「議会も繰り返し認可」していて、特に秘密というものではないと語った。また、「2009年1月に大統領に就任したとき、2つだけ決意したことがある。一つは国民の安全であり、二つ目は憲法の保持である」と述べた。現在、NSAが実施していることは、「安全性とプライバシーのバランスが保たれている」とし、「そのバランスはアメリカ人が気楽に感じる政策と手順を達成していると思う」と述べた。また、「100%の安全性と100%のプライバシーを得ることや不便性をゼロにすることは不可能である」とし、 「我々の社会には、ある程度選択しなくてはならないことがある」と語った。

更に、電話プログラムは議会と諜報委員会が指示を与えていることであり、両院の委員会は2006年から承認していると述べた。 しかし「電話の内容は聞いたりしていない」とし、個人の通話内容を盗聴することがこのプログラムの主旨ではないと述べた。諜報委員会が実施していることは、個人の電話番号や電話の時間であり、会話の内容ではないと説明した。メタデーターを専門家が利用することで誰がテロ活動を行っているかを事前に確認し、テロ行為を防ぐことが可能であると説明。もし、諜報委員会の役員らが、実際に通話の内容を聞きたい場合、犯罪捜査の場合と同様、彼らは連邦判事の承認を得なくてはならないと説明した。

要するに、オバマ氏はサンノゼでの短いスピーチで、記者団の質問に答え、電話記録収集はスパイ行為ではないことを力説した。前代未聞の莫大な量の個人情報収集を全面的に弁護し、国民は米国の安全性のためには多少プライバシーが侵害されていると感じることがあっても協力してほしいと説得しているようなニュアンスが感じられた。NSAが実施していることをFISAは連邦政府のプログラムが乱用されていないかどうか、また連邦政府の法が遵守されているかどうかを確認しているため、憲法と自由権を侵害しているわけでもなく、秘密でもないと力説した。このような諜報活動が現実的に有効であるなら国民は納得出来ると思うが、ブッシュ政権下で2001 年10 月に制定され、その後も続いている愛国者法によるテロ防止のための様々な監視プログラムは、ボストン.マラソン爆破テロを未然に防ぐことはできなかった。今後年内に、米国のどこかでテロ攻撃に直面した場合、オバマ氏の弁明は重要な責任が伴うと思われる。

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