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カリフォルニア州は、貧困である、移民の子である、英語がうまく話せないなど不利な家庭環境にある子供達が多い公立学校地区に予算を多く割り当てる計画を発表した。この計画は同州の教育関係者やリーダーに広範に支持されている。多様文化が最も豊かで、世界経済GDPの順位は9番目にランクされているカリフォルニア州らしい独自の教育財源システムを紹介している。

11日のロイターによると、7月1日に財務予算で、同州は553億ドルを割当てることが期待されている。来年は963億ドルを教育に支出し、万一の場合に備えて11億ドルをファンドに備蓄する計画である。同州の公立教育財源の蘊蓄は、国の教育改革者や他の州の政治家の注目を集めている。子供一人に対して、7,537ドルを基本に貧しい家庭の子供が多い公立学校地区に支給することになっていて、カリフォルニア州の民主党知事ジェリー.ブラウン氏の最初の提案より537ドル多いという。この目的は、人口動態的に学業の差が大きいことや、低所得家庭の子供は学業向上に不利があるため、このような現状の改善に取り組むためである。

この新たな教育プログラムは、貧困家庭および英語を良好に話せない子供が密集している地域が対象になっている。最初にこの提案が発表された時はかなり論争的であったという。なぜなら、州の現行システム下で他の幾つかの郊外の公立学校地区が受給している金額に比べて減少する結果になるからである。しかし、この提案の先駆者であるブラウン氏および上層部の関係者らは、損をする地区がないよう再検討することになり、結果的に大多数の支持を得たという。カリフォルニアは、独自のニーズに合わせた教育財務システムを推進することになり、同州の学生の教育融資に向けた最も進歩的で重要なステップであると関係者らは語っているという。州の両院議会は、この計画を今月末に承認する予定になっているという。

センター.フォー.アメリカン.プログレスの研究によると、3年前のカリフォルニア州の公立教育財源システムは、この計画とは全く逆の状態であった。貧困家庭の子供が多い地区の学校は、豊な家庭の子供が多い地区より教育財源の割当が少なかったと報告されている。2003年から2011年まで共和党知事を務めた俳優のアーノルド.シュワルッネガー氏がカリフォルニアを運営していた時代は、財政に失敗し経済は崩壊した。また予算削減により、2009年のカリフォルニア州の公立学校区の学生の貧困率は 10%増大した。更に、教師の給料は一般的に平均約400ドル下落し、不利な家庭の子供達の教育状況を悪化させたことが報告されている。カリフォルニア州のロスアンゼルスやサンディエゴなど大都会の教師の給与格差も大きく、貧困家庭の子供が多い地区の学校の教師は豊かな家庭の子供が多い地区の教師に比較すると、地域によって年間約1,000ドルから6,500ドル少なかった状況であったため教員が定着せず、 不利な地域の学校の生徒は見放されたような状態であった。指導者が社会の底部をリフト.アップする努力をしない限り、総体的な改善は不可能であるため、昨年11月、増税で景気回復に成功したカリフォルニア州が貧困の子供達の教育向上を目指す新たな教育財政システムを着手することは明るいニュースである。

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