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アイスランド亡命の可能性が囁かれたのも束の間で、スノーデンは、米国政府が拘留と引き渡しを要請した香港を逃れるため、今日23日ロシアのジェット旅客機でモスクワに飛びだったようだ。スノーデンの政治亡命には護衛が連行していて、最終目的地を曖昧にした複雑なルートを選び、香港からの脱出に成功したが、展開の激しい今後の行方については予測しがたい。

23日のニューヨーク.タイムス(NYT)によると、スノーデンの政治亡命の第一歩はラテン.アメリカへのある国に逃亡しているような印象を与えている。モスクワ空港に到着したのは日曜日の午後であり、スノーデンが、空港の乗り継ぎ場にいたとき、明らかに、ロシア以外の別に国への接続便を持っているのではないかとロシアの外務省が伝えたという。エクアドルの外相はスノーデンが亡命要請を提出したと述べているという。更に、ウキリークスの創始者ジュリアン.アサンジが亡命の援助をしていたことも伝えられている。ウキリークスはスノーデンの到着地はエクアドルであると述べたという。

スノーデンはエクアドルに亡命するため、安全な経路を介して、ウキリークスから派遣された外交官や法律顧問にエスコートされているという。香港政府は日曜日、米国政府の要求は明確にしたが、モスクワ便への搭乗を合法的に止めさせることは出来なかったとし、スノーデンが香港領土から逃亡したことは最初に米国に公式に伝えたと述べている。ロシアのインテルファクス.ニュースはスノーデンがモスクワ空港でキューバへの乗り継ぎ便を待つ間、数時間滞在していたため、公式にはロシアの国境を越えていないため拘留の対象にはならないと伝えていたという。また、エクアドルの外相はツイッターでのメッセージでスノーデンの亡命を受理したことを公表したという。しかし、インテルファクスは、スノーデンに似た末確認人物が引き続きベネズエラの首都カラカスに向かう予定であると報告している。

スノーデンは拘束の危険を避けるため、また最終到着国を知られないよう複雑なルートを意図的に選んでいるのではないかとNYTは推測している。また、エクアドルもベネズエラも「米国の傲慢なラテン.アメリカ政策に対する反感がある」ため、これらの国がスノーデンに避難所を提供しても不思議ではないと伝えている。スノーデンの亡命を背後で援助しているのはウキリークスの創設者であるジュリアン.アサンジであり、アサンジの親しい友人であるサラ.ハリソンが亡命旅行に連行しているという。 スノーデンが香港から逃亡したことは米国政府にとっては厄介であるが、香港政府は、米国政府がスノーデンに対して発令した暫定逮捕状は、香港法では完全な法的条件を満たしていないという。 米国に対してもっと多くの情報を提供するよう要求していたが、それを受け取っていなかったため、香港を離れるスノーデンを阻止する法的根拠はなかったと香港政府は主張しているようである。

一方、米国司法省は、今日スノーデンが香港を出発したことを香港当局から知らされたと発表し、 この問題を香港当局と論議し、スノーデンがどこに亡命する可能性があるのか、その関連国の法務執行機関の協力を求めることでこのケースを追求する方針を明確にした。また、NYTによると、香港政府からの声明文には、米国政府機関が香港のコンピューター.システムをハッキングしていたことを示す書類をスノーデンが提供していたことを伝えたサウス.チャイナ.モーニング.ポスト(SCMP)の報道について、その明確性を求めるため、米国政府に文書を送ったとし、香港の人々の法的権利を守るため、引き続き追跡調査すると述べられている。スノーデンは、この逃亡中も、ブーズ.アレン.ハミルトンの従業員として、ハワイでの作業中に国家安全保障局(NSA)の諜報情報をダウンロードした時に使用していた4つのノート.パソコンを持ち歩いているという。カーネギー.モスクワ.センターの理事は、ロシア以外に米国の圧力に耐えられる国は存在しないので、アサンジのような人物を保護する立場を強めているロシアに滞在する方が安全であると述べている。

香港側は、 逮捕状に関する米国政府の情報不足を明らかにし、スノーデンが12日にSCMPとのインタービューで語った米国政府のハッキング情報に関しても追跡調査すると公表し、自国の法に基づき、スノーデンの香港出発を阻止しなかった。エクアドルとベネズエラは米国と犯罪人引き渡し条約を結んでいる国であるため、最終目的地がこれらの国であるという印象はカモフラージュである可能性もある。これが事実であったとしても、これらの国が米国の圧力に屈せず、十分安全な砦を保障する可能性も疑わしい。ロシアには公式な犯罪人引き渡し条約はないようであるが、利害で動く可能性は否定できないため、 スノーデンに安全な場所があるとは思えない。危機的な亡命の第一歩を踏み出したスノーデンは最終的には、 56%の国民がNSAの監視プログラムを支持している米国に引き渡される可能性が十分ある。

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