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労働者を助ける労働組合組織によると、ウォルマートは今月労働組合のストライキに参加した複数の従業員を解雇し、さらに多くの従業員を懲戒処分したという。

22日のネイション誌によると、ウォルマートのストライキに参加するためアーカンソー州に旅行した100人の従業員のうち9人は、 労働慣行に反するという理由で解雇し、 他の18人の労働者は一時懲戒処分を受けた。これは先週の金曜日に報告された数であり、それ以前に他2名の従業員が解雇されているため、判明しているだけでもこの1ヶ月間で最低11名が解雇され、今月だけでも合計29名がストライキに参加し処罰を受けたことが報告されている。この29名中26名は、今月ストライキ参加を目的にアーカンソー州を訪れた100名の一部の労働者である。

ストライキに参加したことが解雇の理由ではなく、ウォルマートの勤務方針に関する会社規約に違反したためであると、ウォルマートの広報担当者は述べている。しかし、処分を受けた労働者は、カリフォルニア州、フロリダ州、イリノイ州など全国各地からアーカンソー州でのストライキに参加していて、その中の参加者の一人は、解雇の理由はストライキに参加したためであると直接言われたと語っている。

ウォルマートは労働組合の結成を禁止しているため、労働組合組織が存在しないことは有名である。しかし、全国労働組合組織が結束するストライキにウォルマートの従業員が参加することは自由である。更に、米国労働法は、ストライキに参加する労働者を懲戒処分することは違法であるとしている。また、全国労働関係法は、民間企業の従業員が賃金と労働条件の向上を求めてストライキに参加する権利を保護し、雇用主が解雇することを禁じている。しかし、プロの労働活動家や学者らは長い間、 ウォルマートが慣行しているような報復措置を全国労働関係委員会が阻止するため、意義のある行動を推進することに失敗していると主張している。

このニュースは、ウォルマートが賃金の引き上げ要求に対して、如何に厳しい対応をしているかを伺わせる 。ウォルマートの労働者のデモ抗議は全国的に続いていて、従業員が低賃金と給付削減に対して抗議する11月のブラック.フライデイのデモ参加は一種の慣例行事になっている。ウォルマートの賃金や労働条件に対する訴訟やトラブルを含めて、従業員の不満は途絶えることはないようであるが、その抗議力とインパクトは弱いようである。なぜなら、ウォルマートは労働組合やその活動を打倒することに関してはチャンピオンになっているからである。何しろ、60%の国民は最低月に1回はウォルマートで買い物をすることで支持していると経営者側は主張している。また、一般の国民の生活を支えているのは大企業であると主張するコーポラティズムの概念を代表しているのもウォルマートであり、米国の労働組合の弱体化を明確に反映している。

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