アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2016 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

昨年9月、消費者報告が米と米製品に多量の砒素が含まれていると発表したため、FDAは同時期に200のサンプルを集めて調査した結果をリストで報告しているが、リストに記載されているのは、ほとんど長粒の玄米、玄米全粒穀物、又は長粒白米の種類がほとんどである。従って、主に日本を含むアジア諸国で生産される短粒白米の安全性が気になっていた。

米国に在住する多くの日本人が食する白米は、ほぼ日本で生産される短粒白米と同種のもので、例えば、カリフォルニア産のコシヒカリ品種などが主流であると思われる。しかし、このような白米についてはほとんど記録がなかったため、気になっているところだったが、最近、このような短粒白米も含めてカリフォルニア州を含む米国南部で収穫された白米は比較的安全だと判断するに至った。

食品の安全性と砒素の研究を専門とする『アーセニック.ファクト』によると、信憑性があると思われる複数の専門家の共通した意見は、砒素はどこにでも存在し、多くの食品に含まれていて、米も例外ではないが、米は人類にとって重要な栄養源であり、ほとんど安全であると述べている。アルベルト.アインシュタイン医学校の博士キース.アューブ氏は「米が健康に害である記述上の証拠はない。事実、アメリカ人より5倍多く米を食べる多くの人口層は、むしろ疾患率は低く、総じて健康的な食生活をしている」と述べている。又、食品化学毒素学の博士であるジェイムス.コフリン氏は、「砒素は我々が利用する水、 呼吸する空気、および多くの食品に含まれていて、地球の表面に自然に発見されているものである」と述べている。また、「食品に含まれる砒素はほとんど良性であると考えられていて、癌を含めて健康上に影響があるほどの砒素レベルは報告されていない」と説明している。

更に、2012年に米国の南部で収穫された精米19のサンプルとカリフォルニア州で収穫された25のサンプルによる、FDAの試験方法を用いた試験結果はかなり安全であることを示している。下記グラフは、同組織が紹介している国際データーによるもので、2012年に米国で試験されたサンプルは、右端の斜線付き棒グラフに表示されている。これは、国際連合食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)などの国際データーに基づき、グラフ上のオレンジ色の水平線を白米の砒素含有量の提案基準として0.2ppmを設定している。また、左から中国、日本、ヨーロッパ、イギリス、スエーデン、スペイン、米国などの砒素含有レベルを表示している。この図表で見る限り、米国で生産された白米は日本で生産された白米より砒素含有量は低いことがわかる。(参考:オレンジ:最大値、黄色:中間値、水色:最小値)

結論として、昨年消費者レポートが発表した砒素混入製品のリストには、短粒白米は含まれていなかった事実に加えて、アーセニック.ファクト(砒素事実)に紹介されている博士らの見解、FAO及び WHOなどの国際合同試験結果に照らし合わせて、総体的に白米は、特に日本人が食する粘りのある短粒白米は安全ではないかと判断している。

Comparison of arsenic levels in U.S. rice with other countries

資料提供:アーセニック.ファクト

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。