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食品の砒素混入は重要な課題として、食品の安全性に注意を払っていると主張しているFDAは、 12日りんごジュースに含まれる無機砒素の基準を新たに設定した。これは、汚染したジュースが子供に与える影響を心配していた消費者グループからのプレッシャーに対応したためである。

FDAはりんごジュースの砒素含有量を数十年間モニターしていて、大分以前から、その含有レベルは消費者に、特に果物のジュースを頻繁に飲む子供に有害なものではないと述べていた。今日、FDAは、りんごジュースに含まれている砒素のレベルで10ppb(10 parts per billion)を設定し、これ以上のレベルの無機砒素が含まれているりんごジュースは飲まないよう警告した。この新たな基準は、環境保護庁(EPA)が大量に消費されている飲料水に定めている同等のレベルである。

FDAは、潜在的に有害な数百種の食品や飲料製品をテストし、数十年間、食品に含まれる砒素レベルをモニターしてきた。また、砒素には2つのタイプがあり、長期的な暴露に有害である可能性が高い無機砒素を懸念していると述べている。同組織は、常にりんごジュース中の砒素含有量は、飲料水で許可されているレベルより、実際にははるかに低いことを発見していると述べ、消費者報告は、独自の試験の重要性を強調したとし、2011年、FDAは、実質的にりんごジュースの試験と分析を増やし、モニターの努力を強化したと述べている。

また、りんごジュースに含まれる無機砒素の含有量は、短期および長期的な健康上に影響を及ぼすほど砒素レベルは高くいないとする当局の信念は正しかったと述べた。当局は、EPA、健康国立研究所( NIH)および 疾病対策予防センター(CDC)と協力して、長期的に無機砒素に暴露した場合の潜在的なリスクを研究し、そのリスク評価は10ppbであるとの結論に至ったと説明。従って、この範囲以上のレベルの無機砒素を含有しているりんごジュースは市場から回収することを警告し、今後も引き続き食品産業と連携し、食品供給に砒素や他の汚染物質の混入を最小限に抑えるため規制措置を取り続けるとの声明を発表した。

12日の『ナショナル.パブリック.ラジオ』(NPR)によると、 2011年に有名ブランドのりんごジュースに砒素が混入されていたことがあった。また、過去に砒素が含まれた殺虫剤が使用され、土壌の砒素濃度が高いことが報告されたこともあり、米国で製造されるりんごジュースは中国から輸入したりんごが使用されているとの報告もあったため、消費者の間で懸念が広がったと述べている。消費者報告が独自で調査および実験を行った際、りんごジュースの約10%は連邦政府が飲料水に定めた安全基準を超過していたと説明。しかし、 FDAは20年間モニターし、少なくとも94のりんごジュースのサンプルを試験したところ、全てのサンプルの無機砒素含有レベルは10ppb以下であったと報告されたことを受けて、今日、消費者報告は、FDAの報告は消費者を不必要な砒素の露出から守るため「無理のない第一歩」であるとコメントしている。

このような報告を消費者がどのように解釈するべきかについては、具体的なガイドラインが必要である。12日『AP通信』は、政府およぶ消費者団体を含む全ての専門家は、少量のりんごジュースは安全であると同意していると述べている。しかし、長期的にりんごジュースを大量に飲むことはその影響が懸念されるという。他の注意点として、6歳以下の子供は、1日6オンス(1 オンスは 約29ml)以上のジュースは飲むべきではないとし、6ヶ月以下の幼児には一切ジュースは飲ませるべきではないと述べている。また、米国小児科学会は、子供のバランスのとれた健康な食生活を維持するためには、果物を食べさせることを奨励し、わざわざジュースを飲ませる必要はないと述べているという。

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