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2010 年 3 月 23日にオバマ大統領が署名し、2014年から完全に有効になる医療保険改正法またはオバマケア(公式名:Affordable Care Act=ACA )は医療保険市場の競合性、医療の質の向上、医療保険費の削減を目指しているため、最近、消費者にとって経済的なメリットがあることが頻繁に報告されるようになった。

ACAの最大の利点は、医療保険市場に競合性があるため、毎月の支払いが予定されていたより安くなったことである。 また、連邦政府から助成金を受ける医療保険会社は、ACA の80/20原則に基づき、個人が支払う保険料の80%(事務管理費は含まない)以上を支出していない場合、消費者が支払った額の一部を払い戻す(リベート)ことを要求されている。2012年には、50州で1,300万件のリベートが発行されたという。更に、2014年からの強制加入部分は猶予を与えるため、50人以上の従業員を抱える雇用主にのみ2015年まで延期された。

18日、オバマ氏は、招待された市長及び 選出議員の代表者らとホワイトハウスから ACAの利点を強調するスピーチを行った。 オンライン市場で消費者がフラット.スクリーン.テレビや自動車の購入時に値段や条件をリサーチして、最も条件の良いものを選択できるように、個人の医療保険計画も10月 1日からオンラインで比較検討できるようになると伝えた。これにより、医療保険会社も顧客を獲得するため競合性が出てくるため医療保険支払いが減少すると述べた。現在、ニューヨーク、カリフォルニア、オレゴン、ワシントン州などの医療保険市場で医療保険のコストが下がっていて、その競合性の効果が顕著になっている。

ニューヨークでは医療保険に加入していなかった数十万人が保険に加入できるようになったという。また、このような新しい医療保険市場で、来年は現在より50%安くなると報告されている。ACAは、医療保険費を削減し、全ての国民が無理のない保険に加入できるようにすることが目的である。多くの人口層が医療保険に加入すると、大きな共同出資をプールできるため、保険費を下げることになり、医療保険の税控除が受けられる可能性もある。中流家庭は潜在的にそのような対象になるためコスト削減が可能であると伝えている。ホワイトハウスによると、2012年に米国人が支払った医療保険料の減少額は合計34億ドルである。

ACAは、医療保険会社は加入者が支払う保険料の80%を医療費に充当し消費していない場合、または医療の質を向上させるか、又はその差額を個人に払い戻すことを要求していると米国保健福祉省(HHS)も報告している。また、10月1日から消費者は医療保険市場のサービスの質を比較できるようになるため、ACAは、医療保険計画と支払いの減少に関して、透明性と競合性を増大させる効果がある。2014年から消費者は、コスト削減および、更に向上した医療サービスを受けられることが確実になると報告している。 ワシントンD.C.を含む11州では、個々の保険会社の情報が利用できるようになったため、提案されていた2014年の医療保険料支払いは、 HHSの推定より平均18%安くなると推定されている。

18日のABCニュースによると、今年の夏は850万人がACAのおかげで、差額の払い戻しを受けるという。ACAは、払い戻しは、その詳細な情報も印刷した文書で個人に通知することを義務づけている。しかし、個人が受ける返金額は、消費者が利用している保険会社が法律を守ったかどうかにより、州と保険会社によって大きく変化がある。保険会社から個人的に医療保険を購入している270万人は 、小切手を郵便で受けるか、クレジットカード又はデビットカードに払い戻しを受ける。一方、小規模または大規模市場の雇用主を通して医療保険を受けている570万のアメリカ人は必ずしもそのような払い戻しを受けるとは限らないようだ。今年の夏、最も大きな払い戻しを受けるのはワシントン州の3,007人で、個人平均512ドルである。マサチューセッツ州では、473,000人以上が平均457ドルを受ける。80/20の原則に適合している他の州ではリベートの平均額は低い。今年の夏、ニューヨークの633,000 人以上の消費者は、平均92ドル、ミズリー州457,000人の住民は平均72ドルを受理する。

多くの保険会社はすでに目標を超過したため、保険料を下げ、顧客に優れたサービスを提供している。2011年の米国国勢調査に基づく、2013年5月1日のワシントン.ポストの報告によると、米国の大半のアメリカ人は既に医療保険に加入し、その多くは職場で加入している。2011年には64%のアメリカ人が個人の医療保険プランを所持していて、その内55%は雇用主に提供されている。32%はメディケアおよびメディケイドの公的医療保険制度を利用し、10%は個人独自の医療保険を所有している。これらの合計が100%を越える理由は、年間で複数の医療保険に加入しているケースがあるからである。しかし、一般の医療費は高いため、1,000万人が現在の医療保険を失うと言われている。更に、10%から15%(3,000万人)のアメリカ人が現在医療保険に加入していないと言われている。

競合性、コストダウン、医療の向上を目指すACA又はオバマケアは近年、支持者が増えている。ACAのメリットは、上記の他に、26歳以下の子供は両親の医療保険を利用できることや、既に病気を患っている人達も加入の制限を受けないことである。既に100万人の若者は両親の医療保険の適用を受けている。また、政府は医療保険会社に無料の避妊薬を女性に提供することを義務づけている。これは女性に支持されている理由の一つである。共和党は、医療保険の助成金を廃止するため、これまで40回撤廃の投票を行ったが成功していない。 オバマケアの存在そのものを排除することはもはや不可能になっている。

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