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6月27日に上院議会で通過した包括的な移民改正法案は下院議会で行き止まっている。驚くことに、ウイスコンシン州の共和党議員ポール.ライアン氏(昨年の共和党副大統領候補)は下院議長のジョン.ベイナー氏に上院の法案を投票するよう提案していたと今日伝えられた。

ライアン氏は、下院議会の共和党の大半が支持しようとしまいと、とにかく下院議会で投票するべきであると述べ「投票してみないことには過半数を得るかどうかは分からない」と提案したという。また、彼は、ベイナー氏と移民改正法案については良く協議していると語った。31日の 『ニューヨーク』誌 によると、 具体的に場所が報告されていない、あるタウンホール集会に参加したライアン氏は、成人男性から下記のような質問を受けた。

「私たちが現在見ている最大のフラストレーションは、ジョン.ベイナーがハスター.ルールに従うと宣言したことです。大多数が共和党でコントロールされている下院では、少数派の共和党で構成されている上院議会で通過した法案には投票しないと述べました。これに対する貴方の立場はどうですか? それを維持する必要がありますか?」

この質問にライアン氏は、「この法案を下院のフロアーに持ち込むことで、我々が大多数の多数派であるかどうか理解できます。なぜなら、投票するまでそれは分からないからです。私は3日前、ジョン.ベイナーと話をしましたが、誰も読みもしない数千ページもあるような包括的な移民改正法案に取り組むより、法案制定を段階的に実施することに全員が同意しています。私は同意を得る努力をしているので、大半の共和党議員は上院の個々の法案を支持しています。全員が詳細な部分に焦点をあてて何が正しいかを検討すれば達成できると思います。共和党と民主党が同意できるものを打ち出してきたと思っています」と答えた。

ライアン氏が投票してみなければ下院議会の共和党が「多数派であるかどうかは分からない」と対応した点は、彼が選挙キャンペーン当時と変わらない巧みな語り手であることがわかる。移民改正法案に関する彼のこの発言と行動は何を意味しているのか、幾つかの点に分析することが可能である。それは(1)上院案を分解すれば多くの点で共和党も同意できる案が多いため、段階的に取り組むことが最終的には上院案に近い移民改正法案を制定する方法であると提案している。(2)2016年大統領選挙の潜在的な大統領候補者として噂されているため、ヒスパニックの支持を得る必要があるためである。(3)時々、一般の反応を見るため共和党古参のリーダーに指示された行動である可能性がある。 ライアン氏の影響力は大きいと見るメディアもあるが、ライアン氏がベイナー氏を説得することで、上院移民改正法案の救世主になれるかどうかは疑問である。

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