アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2016 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

サウス.キャロライナ州のコロンビアは最近ホームレスが増大し、特に地域のビジネスや住民など地域社会の悩みの種になっている。住民、商店の経営者、商工会議所、教会、地域代表者など、特にビジネス関係者は、コロンビアにはホームレス対策がほとんどない状態であるか、または現存の措置は効力がないとして、現状はビジネスに有害であると決定した。

ホームレスがビジネスに与える影響を懸念し始めている商店経営者や地域の代表者らは最近、ホームレス緊急応答をコロンビア州委員会に送り、市はビジネス地域、隣接地域、およびホームレスに対して即時の救済を提供しなくてはならないと要請した。また、切迫した問題に対処することが遅れた場合、コロンビアの商業と経済に悲惨な影響を及ぼすと指摘した。これを受けて、委員会はホームレス対策を講じることに満場一致で同意した。

これらの対策は、ホームレスをコロンビア市のビジネス街から除去し、ホームレス収容所に閉じ込めることである。従って、同市の緊急対策は、2013年9月から2014年4月までの期間に、警察、地域のパートナーなどが協力して予算内でホームレスの宿泊設備を増やし、ホームレスの人達がビジネス街に近づくことを禁止することである。緊急対応に必要な推定資金は$1,700,000であるが、現在利用可能な予算は$500,000である。不足分は寄付金を集めることが計画されていて、この資金は避難所または収容所の建設に利用される。

しかし、コロンビア市委員会のホームレス措置は、合法性の観点から論争的である。憲法上の権利の侵害であり、彼らの平等の保護と待遇を保証する法律に違反すると批判されている。 米国で最も影響力のある組織の一つで法律専門家組織のアメリカ自由人権協会(ACLU )や上訴司法センターのリーダー達は、コロンビア市委員会のホームレス政策は「憲法の保護を踏みにじっている」と批判し、 告訴することに同意したという。コロンビアの市民は、ホームレス問題をほぼ20年間論議しているが、市の委員会がホームレスの一掃計画を発表したことで論争を煽っている。コロンビアでは、行政も個人も根強いホームレスの問題に対処する「能力がない」ため「ホームレスを攻撃する」風潮があることが現状である。また、市域内のホームレス人口も正確に把握されていないため、問題は悪化しているという。

コロンビアのケースは、多くの都市でホームレスの対処が最も厄介な問題であることを示唆した一例である。同市を含め比較的気候の良いカリフォルニアや他多くの都市では外側の解放された空間にテーブルと椅子を設置しているレストランが増えていて、ビジネス街にホームレスを寄せ付けない区域がある。コロンビアのビジネス経営者は、ホームレスの姿を目にすると客が不愉快になるので、ビジネスに有害であると主張している。ホームレスを犯罪者と同様に扱い、ある一定の区域から締め出す作戦は一般化している。例えば、マイアミやシリコンバレーの裕福な一部の限定地域ではホームレスがその区域内に入ることを禁じている。ほとんどの都市で増え続けるホームレスに対して、州や地方自治体には予算がないため、コロンビアのホームレス政策も例外なく一時的で表面的な解決策である。全米複数のホームレス援助非営利団体は、ホームレスが家や仕事を得て独立するまで本格的な救済を実施しているが、予算が限られているため、全てのホームレスを救済できない状況である。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。