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カリフォルニア大学バークレー校の経済学者によると、米国の所得格差は1970年以来拡大しているが、特に2012年はその傾向が顕著であると報告している。米国民のトップ10%の 所得者は2012年の全所得の50.4%を獲得していて、1917年以来の最高水準に達している。

この研究結果を3日に出版した エマニエル.サエズ教授 によると、2009年から2012年までの1所帯の平均純所得は控えめの6.0%増大した。ほとんどの利得は2011年から2012年で平均所得が4.6%増大した昨年に発生しているが、利得は非常に格差がある。特に2012年の、トップ1%の所得者の収入は19.6%増大し、99%の国民の収入はわずか1%増大しただけである。従って、トップ1%はほぼ完全な経済回復を達する一方で、99%の国民はほとんど回復していない。

また、米国の経済回復期の2009年から2012年に富裕層トップ1%の収入は31.4%の純成長があり、一般人口99%の純成長率はわずか0.4%である。これは、この期間の合計成長率はトップ1%が95%の収益を獲得したことを意味していると述べている。2012年のトップ0.01%(16,068所帯)の年収は$10,250,000である。更にトップ1%が$394,000以上であり、トップ5%は$161,000、トップ10%は$114,000である。

この研究では、著しい所得格差の要因について(1)連邦不動産税の大幅な削減は、1930年代の世界恐慌前から、米国に多大な富が一部に集中している傾向を再構築させる原因を加速させた可能性がある。(2)富裕層の上層部の収入が1970年以降急増している。(3)高所得者は退職者ではなく、ほとんど現役である。(4)トップの所得者がマクロ経済の生産性による利益の大部分を得ていて、過去30年間で労働市場は所得格差を築いてきた。(5)技術的な変化に加えて、フランクリン.ルーズベルト政権下での金融規制を含むニューディール政策や、第二次世界大戦中に開発された累進課税政策、強力な労働組合、企業の医療保険および退職者給付などの衰退を挙げている。

サエズ教授は「我々はこの所得格差が効率的であり、受け入れられるものであるかどうかを決める必要がある」と提案している。また、このような格差を容認できない場合、「所得格差に対抗する制度や税制改革を開発するべきである」と指摘している。オバマ氏は、余裕のある富裕層にもう少し増税することやキャピタル.ゲイン(債券や株式などの利益)の課税率などを含む税制の抜け穴を塞ぐことを提案しているが、この研究結果はそのような税制改革の必要性を強調しているオバマ氏の根拠を提示している一例であると思われる。

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