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支出に関する継続決議案(CR)は、現在上院議会で政府の封鎖を避けるため緊急な取り込みが行われていて、週末に投票が予定されている。下院および上院議会はCRの他に、負債限度についても合意に達する必要がある。これを決定しない場合、連邦政府は債務不履行の問題に直面する。オバマ氏と下院議長のジョン.ベイナー氏は、負債限度に関する協議を避けているが、共和党は今日、党派政策優先の負債限度概要を発表した。 

昨日、財務長官ジェイコブ.ルー氏はベイナー氏に負債上限を引き上げない場合、10月17日以降は支払いが不可能になることを警告したばかりである。事態は緊急であるにも関わらず、下院の主な負債限度概要にはオバマケアを1年延期することが含まれていて、下院予算委員会の予算原理に基づく税制の改革を提案している。また、環境保護局(EPA)のエネルギー改革を提案し、キーストーンXLパイプラインの建設を奨励している。また、幾つかの強制支出に関して、メディケアのミーンズ.テストの増加を含む医療費の支出改革を提案している。 更に、医療業界の不正療法に対する訴訟を限定することで消費者保護を弱体化する提案が含まれている。

26日のニューヨーク.タイムによると、エネルギー政策に関しては、石油·ガス生産の増加、連邦政府の土地上でのエネルギー探査の権限、温室効果ガスに関するEPAの新たな規制の阻止を挙げている。また規則的な解散に失敗した主要銀行にたいする$230億の融資を削除し、消費者金融保護局にたいする強制的な献金を抹消する事などを挙げている。また、共和党は負債問題に対応するため「米国政府の潜在的な壊滅的債務不履行の脅威を利用するつもりである」という。 党派の政策が優先されている条件に関して、「多くの共和党はどのような状況においても負債限度を上げることには投票できないため支持を得るために必要である」と共和党は述べている。また、ベイナー氏は負債限度に関して「大統領は『 交渉しない』と言っているが、悪いけどそういうわけにはいかないです」と述べた。一方、政府の閉鎖を避けるための妥協案がないことを受けて、上院多数派の民主党リーダー、ハリー.リード氏は、下院の負債限度法案は上院では通過しないことを明確にし、「彼らは政府を閉鎖したい」ので「好き勝手に遊んでいる」と批判した。

オバマ氏は今日、ワシントンD.C 周辺のコミニイティ.カレッジでのスピーチで「債務不履行の脅威に恐喝されることはありません」と反論した。また、「完全に米国の信頼と信用に基づくものでない事に関しては交渉しません」と語った。

要するに、オバマケアを1年延期する提案を含め、医療不正に対する訴訟を妨げることや金融機関の不正から消費者を保護するための規制を阻止し、クリーン.エネルギーより容易な石油生産を主張し、環境保護規制を阻止することでEPAの権威を弱体化し、公的医療システムであるメディケアの適正条件を制限することで受益者のアクセスを減少させる狙いがあると思われる。また、共和党は負債限度を上げる条件として、支出削減と規制緩和を前面に打ち出している。従って、オバマケアの1年の延期も含めて、ほぼ全ての内容はオバマ氏や民主党が妥協できる提案ではないため、下院の負債限度概要は上院で通過することはない。 米国議会の分裂化は世界のどの先進国にも見られない最悪の状態である。

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