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オバマ氏は17日早朝に両院議会で通過した法案に署名し、今日から連邦政府の職員は職場に戻ったと伝えられた。また、今日ホワイトハウスのダイニング.ルームで短いスピーチを行い、今後、極右派の無意味な政府閉鎖を議会が拒否するよう要請し、今後超党派の交渉を定着させることを提案した。

オバマ氏は今朝、疲れた表情で今後の警告とも思える内容のスピーチを披露し、特定の名前を挙げることは避けたが、政府閉鎖と債務不履行の危機を招いたティーパーティ議員らを意識的に批判した。また、「異論を唱えることと機能不全とは異なる」ことを指摘し、16日間政府を閉鎖させた原因は「嫌悪によって起きたものである」と無念を表明した。オバマ氏は「特に嫌いな政策があるか、または嫌いな大統領がいるなら、自分の立場を論議しなさい」と指摘し、「選挙で勝利し、それを変えなさい、しかし、それを破壊してはいけない」と叱責した。また、「ぎりぎりの線まで押し進める瀬戸際政策は、予算の交渉で妥協する努力を妨げている」と述べた。更に無意味な16日間の政府閉鎖で多大なダメージがあり、給与を受けなかった連邦政府の労働者がいたこと、またローン支払いが遅れた小規模企業があったことを含めて明らかに経済成長を鈍化させたと語った。

更に、過去数週間で起きたことは「世界におけるアメリカの信頼性にダメージを与え、敵に勇気を与え、我々の競争相手を大胆にし、我々を着実なリーダーシップと見ている我々の友人を落胆させた」と語った。また、 「政府を意図的に悪化させることより向上させるため一緒に取り組もう」と述べ、我々の先祖が2世紀におよんで築いてきたものを破壊するべきではないと指摘した。また、アフォーダブル.ケア.アクト(ACA、又はオバマケア)の融資を停止または延期する努力は「捏造した危機」であると批判し、経済に打撃を与えるだけで無意味な事であると指摘した。また、昨夜の両院での法案通過は、「勝利者も敗北者もいない」と述べた。

政府再開初日のオバマ氏の議題として、 バランスのとれた長期的な予算問題に取り組むことと包括的な移民改正法案および新しい農業法案に超党派の交渉で今後取り込むことを提案した。事実今日から、予算の交渉は、共和党の予算委員長であるポール.ライアン氏、民主党の予算委員会議長であるパティ.モォリー氏、他に共和党および民主党各1名の合計4名は今朝、朝食を共にし、超党派の予算交渉を今日から開始した。ライアン氏は「非常に良い会話ができ、皆アメリカの国民のために良いことをすると同意した」と語った。これは、政府閉鎖と債務不履行の危機後の最初の望ましい展開である。モォリー氏は予算の交渉をする上で「前向きに共通の基盤を見つける」と述べている。

下院議会では民主党少数派のリーダーであるナンシー.ペロシ氏が、16日間の政府一部閉鎖による経済的結果は、$240億ドルの損失であると公表した。ペロシ氏は、今回の「無謀な閉鎖は$240億に値するものだったのか」と問い、「アメリカ人はこのような無駄なお金を支払う余裕はない」と叱責し、政府閉鎖は未然に避けられるものだったと述べた。ペロシ氏は、具体的に米国経済の損失を指摘し、日頃から赤字や負債を最も懸念している共和党の矛盾を示唆した。

今日から、連邦政府の資金は正常に流動し、各地で閉鎖されていた国立公園、博物館、美術館などは一斉に再開した。低迷している経済が跳ね返えるには当分時間を要すると思われる。オバア氏は、予算および債務限度引き上げの交渉にはお互いの妥協が必要であることを指摘し、今後超党派の法案の制定に取り組むことを要請した。更に、政府を閉鎖に追い込むような過激な行動を拒否するよう議会に要請し、これがどれほど自国の経済にダメージを与えることであるかを強調した。また、特定の法律や大統領に対して嫌悪を示している議員に対しては、選挙に勝利して変革するべきだと叱責し、特にティーパーティ議員に警告するコメントが目立った。16日のピュー.リサーチ.センターは、ティーパーティのイメージは悪化し、好ましく思っていないとする率は2010年2月には 25 %だったが、現在 49%に増大したと報告している。

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