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ニュージャジー州議事堂

ニュージャージ州は今日、同性結婚を合法化することを公表した。また同州のジャージ市は 寛大な有給病欠休暇法を制定した。同州の知事であるクリス.クリスティ氏は共和党であるが、11月5日の二期目の知事選に向けて、幾つかのリベラルな路線を掲げ始めた。

21日ニュージャージ州は、同性結婚を合法化する14番目の州になった。2016年の大統領候補の一人として噂されるクリスティ氏は、同性結婚に対抗することを止めたと見られている。同州の最高裁は先週金曜日、同性結婚は同州の憲法に基づいて合法であると判定したが、知事は、最高裁に結婚手続きの延期を要請していた。しかし、州最高裁はこれを拒否したため、同性愛者の複数のカップルはここ数日間で駆け足の結婚式をあげた。クリスティ氏は、そのような状況から、同州の司法長官ジョン.ホフマン氏に州最高裁への上訴を撤回するよう要請した。知事のスポークスマンは、「知事は憲法の義務に従い、彼の行政はニュージャージ州の最高裁が指令した法律を施行する」と公表した。

更に今日、同州のジャージ市は寛大な有給病欠法案を制定した。21日のディリー.ジャーナルによると10人以上の従業員 を抱える全ての事業主は5日までの有給病欠を許可することを義務づける法律に市長が署名し、来年1月24日から施行されるという。労働者は30時間の労働時間毎に1時間の病欠を計上することが可能であり、新入社員は病欠時間の計上を開始できるが、その時間を使用するためには少なくとも90日間の労働日数が必要である。 ジャージ市はハドソン川を隔ててマンハッタンの対岸に位置し、企業との交流点にある人口約248,000の都市であり、西ウオール街として知られている。この都市の20%の所帯は年収$25,000以下であり、食生活にも困窮しているという。約30,000人の労働者がこの恩恵を受けると予測されている。

ジャージ市はニュージャージ州で2番目に大きな都市である。既に、似たような法律を制定している都市は、オレゴン州のポートランド、カリフォルニア州のサンフランシスコ、ワシントン州のシアトル、及びワシントンDC、ニューヨーク(NY)、コネチカット州が制定している。NYでは、ビジネス思考の市長マイケル. ブルンバーク氏の拒否権を覆して、20人以上の従業員を抱える企業に有給病欠法案を制定した。ジャージ市のウオッチドッグ連合は、これは全米で最高の有給病欠法案であり、ジャージ市にとっても、市民にとっても、市の労働者にとっても、 市の経済にとっても良いことであると表明している。

更に、16日のFox News Latinoによると、知事クリスティ氏は先週、知事選の論争で同州の公立大学に通う不法移民にたいしても平等の授業料を考慮していると先週発表した。市民権または、合法的住民の記録がない移民は、通常5倍から10倍(州によって異なる)の授業料を支払う必要があるが、クリスティ氏は、 州の市民と同じもっと安いレベルの授業料にすることを支持している。これは、不法移民の人口が最も多いと言われている同州では非常にリベラルな方針であり、つい最近までこの案には反対していた。2011年には、「ニュージャージに来る全ての子供に教育を受けさせたいが、違法でここに来る人々のために納税者のお金を利用して不法移民の教育に助成金を支給する必要があるとは思わない」と述べている。

また、同性結婚の法案にも2012年2月に拒否権を行使し反対していた。クリスティ氏は従来文化的な側面で保守派であると言われていたため、 著しい変化である。これは選挙のための政治的戦略であると評価する声もある。2016年の大統領候補者の一人として噂され、同州も11月5日にはクリスティ氏にとって二期目の知事選があるため、有権者、特にヒスパニック、黒人、女性にアピールする幾つかのリベラルな法案を掲げていると思われる。大多数の共和党は、2014年および2016年の選挙に向けて、人口層が拡大しているリベラル傾向のヒスパニックを多少なりとも意識する風潮になっている。穏健派の共和党知事の指揮下にあるニュージャージ州が多少なりともリベラル路線の政策を掲げ始めても不思議ではないと思われる。リベラル路線が近未来の選挙に有利であることを示唆している一例である。

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