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米国国家安全保障局(NSA)の請負業者の元従業員であったエドワード.スノーデンは6月に香港からロシアに逃亡し、8月からロシアでの亡命生活を送りながら当地でロシア語を学ぶ、交遊の機会もあり、31日にはロシア最大手のウエッブ.サイトの補助的な仕事を得たことが判明した。

NSAは同盟国もスパイし、首脳陣の会話もモニターしていることが最近発覚しているが、これを漏洩した人物はスノーデンである。漏洩の正確な時期については不明であるが、NSAは2002年からドイツの首相アンゲラ.メルケル氏を含むその他の友人の電話やメールなどの情報も収集していたという。同盟国がスパイされていたことについて、オバマ氏は知らなかったとも言われている。先日、電話でオバマ氏と対談したメルケル氏は直接オバマ氏にその会話は、モニターされていないかを聞き、オバマ氏は、モニターはされていないと答えたことがあったようだ。数日前、オバマ氏は再度、NSA当局は電話の会話を盗聴することもメールの内容を読むこともないが、これはテロリズム防止に直接役立っているとプログラムを擁護した。

スノーデンがNSAのプログラムに関する密告をしていなかったなら、世界は何も知ることはなかったというのが共通したスノーデンに対する反応であり、その点で彼はヒーローであるとの評価も多い。しかし、米国政府は、スノーデンが帰国すれば即刻告訴するだろう。NSAの請負業者との契約違反は少なくとも法律違反である。スノーデンは、ロシアを最終的に亡命国として選んだことは正解であり、最近は仕事も見つけたという。31日の英国紙ガーディアンによると、有名なロシア.サイトの補助的な業務を11月から始めるが、ロシアでのスノーデンの居場所はまだ未公開である。また、サイトには「安全性の理由で彼の名前は公開しない」とスノーデンの弁護士で彼を援助しているアナトリ.クチュレナ氏が報告したという。ロシア大手のソーシャル.ネットワークであるヴェーカ(VK)の創設者であるパーヴェル.ドゥーロフ氏は、スノーデンに仕事を提供するため今週早々彼を招待(写真)したが、スノーデンはその場で即答していなかったという。

ロシアのプーチン大統領は、スノーデンが米国を傷つけることを止める条件で亡命を許可したため、恐らくロシアでは米国を標的にした内部告発の活動はしていないと思われる。一時的に1年間承認された亡命許可は毎年更新される可能性もあるようだ。ロシアの情報当局は、スノーデンがロシア到着後スノーデンから情報を得るため尋問したとの憶測が広がっているが、弁護士のクチュレナ氏は、スノーデンは亡命生活の「現状下で可能な限り普通の生活をしながら生きていこうとしている」と語ったという。また、スノーデンは「ほとんど寄付によるわずかな資金で生活しているため、仕事を見つけることを望んでいる」と以前言っていたという。

今年の夏、モスクワ川のモーターボートで遊んでいるスノーデンらしき男性の写真があるサイトに紹介され、同じサイトに、何処かのスーパーマーケットの駐車場でショッピング.カートを押しているスノーデンらしき男性の姿が公開されたという。パパラッチの追跡や素人の隠し撮りから逃れることは不可能なようであるが、いずれ、普通の生活を営む努力をしているスノーデンが、居所を公開しても安全な日がくるかもしれない。 NSAには1920代からの長いスパイの歴史があるように、スノーデンもそのスパイ行為と戦った人物の一人として、歴史の一ページに残る日がくるかもしれない。いずれにしても、ロシアで生きているスノーデンは順調な様子である。

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