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米国人の食生活に関する健康意識は近年向上しつつあり、それに伴いトランス脂肪酸(TFA)を含む食品はストアから減少しつつある。7日、米国食品医薬品局(FDA)は、心臓病の原因になりやすく、健康に有害な食品に含まれる TFAを段階的に廃止する必要があると発表した。 当局は、栄養ラベル表示の義務から開始し、次にTFAを減少させることを強化し、遂に食品からTFAを除去する方向性を打ち出した。

消費者の健康上の懸念から栄養表示ラベルにTFAの含有量を表示するよう食品製造会社にFDAが最初に提案したのは1999年であり、これが必要条件として法的に有効となったのは2006年である。 特に、 加工食品に含まれるTFAの主な食品源である一部の水素化油(Hydrogenated Oils、又はPHOs)で作られている加工食品がまだ沢山あり、健康上安全性が懸念されている。TFAは動脈の内側で構築され、心臓発作を引き起こす原因になるため、冠状動脈性心臓病のリスクが増加している。疾患管理予防センターの調査では、TFAを含む食品の供給を減少することで年間7,000 人の心臓病による死亡、および年間20,000件の心臓発作を防ぐことが可能である。消費者に対するFDAの責任はアメリカの食糧供給が安全であることを明確にすることであると述べている。FDAは、PHOsを安全であるとは認識していないため、詳細な方針に関する予備的決定や予告は今後発表すると述べている。

食品の栄養表示ラベルに記載された食品にTFAが多量に含まれているものには警戒し、購入しない消費者も多い。FDAの食品安全当局者は、クラッカー、クッキー、ケーキ、冷凍ピザ、冷凍パイ、焼いた菓子、電子レンジ用ポップコーンなどのスナック食品、スティック状のマーガリン、 ショートニング、コーヒー用のインスタント.クリーマー、ビスケットやシナモンロールなどの冷凍菓子、ケーキの上に塗り付けるフロスティングと呼ばれるクリームなどのような食品にも人工的なTFAが含まれていると指摘している。

FDAの食品安全当局者は、平均的な消費者が何をすべきかアドバイスしている。食品店で好物の食品を手にしたら、まずそのラベルに TFAが含まれているかどうかを見て、飽和脂肪、コレステロールやTFAの量を考慮する。次に、これらの3つの栄養ラベルの含有量がそれぞれ最も低いものを選ぶ。また、TFAゼロと記載されていても、原材料もチエックすべきであると指摘している。現在の基準では、 TFAの含有量は一食あたり0.5g以下であった場合、食品会社はTFAの量をゼロと記載できることになっているという。しかし、原材料に一部PHOsが含まれていた場合、少量のTFAが含まれている場合がある。少量であってもTFAを含む食品を選択すると、かなりの摂取量を追加することになると警告している。

要するに、FDAは今後、段階的にトランス脂肪酸(TFA)を含む食品、特に加工食品に含まれている水素化油(PHOs)は安全ではないため、これを段階的に除去させる意向を食品製造業者に促すことを公表した。詳細な時期については明確にしていないが、TFAはもはや安全ではないことを明確にし、早急な全面廃止ができない現状において、消費者が食品を購入する際の注意を提起した。また、AP通信によると、FDAは肉や乳製品など自然に発生するTFAについては、その除去は困難であり、主な健康の脅威になるとは考慮していないため「ターゲットにしていない」という。米国の消費者は、2003年には一日4.6g、2012年には一日1g と、過去10年間でTFA摂取量を減少させる努力をしている。これはTFAを多く含む食品は減少していることを意味している。食品メーカーは、TFA含有食品を販売することは困難になっているため、積極的にTFAを減少させている。2011年、ウォルマートは TFAを含む食品を2016年までに、全面的に販売禁止すると約束した。食品メーカーは消費者に安全な食品を提供する意思はあるため、協議や聴聞会などを通して政府と業者が一体となって、食品に含まれるTFAを除去させる努力をするものと思われる。

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