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オバマ大統領や民主党議員は、移民改正法案の通過は複雑な問題ではなく、下院議長ジョン.ベイナー氏が投票を阻んでいるだけであり、投票すれば下院でも通過すると確信している。今朝、議事堂に近いと思われるレストランでベイナー氏は、中学生と思われる二人の女子に移民改正法を通過させるよう要請され、何とか方法を見つける努力をしていると応対したが、午後には上院法案を協議することさえないと明言した。

今朝、 レストランで二人の女子とベイナー氏が交わした短い会話を捉えたビデオによると、移民改正法案の通過を請願されたベイナー氏は、「法案が前に進むよう」努力していると答えている。野球帽をかぶり、カウンターに座っているベイナー氏に最初に語りけた13歳の女子は、「あなたはお父さんでしょう? 貴方は、貴方の子供が10歳の時に、家に戻ることはできないと言わなければならなかった場合、どのように感じますか」と聞いた。ベイナー氏はその質問に対して「それは良くないだろう」と答えた。彼女は、「それは私に起きたことです」と反応し、「お父さんには二度と会えないと思いました」と語ったが、その理由は音声不明瞭であった。しかし「10歳のとき、私のお母さんがそのことを話したとき、とても泣きました」と語った。これは、 3年前までは強制送還が実施されていた為、彼女が不法移民の子として米国で生まれ、父親との決別の体験を簡略的に話したものと思われる。

ベイナー氏は、「まあ、この事を成就させるため幾つかの方法を見つける努力をしています。しかし、簡単じゃないことは分かるでしょう。簡単に通過するような問題じゃないです。しかし、私は選挙後の翌日からこれに取り組むことを明確にしてきました」と答えた。すると、その女子は、「それなら、私たちは貴方が移民改正に投票することを期待できますね」と聞いた。ベイナー氏は、「私は法案を先に進める方法を見つけようとしています。ありがとう」と述べ最初の女子との会話を終えた。

下院予算委員長であるポール.ライアン氏は10月27日に下院でも何らかの動きがあることを示唆している。しかしその後、下院での進展は全く見られない。13日のワシントン.ポスト(WP)によると、今日ベイナー氏は、下院は両院の移民改正「法案の違いを上院と交渉することはないと」語ったため、「包括的な移民改正法案の展望は著しく打撃を受ける」ことになる。また、ベイナー氏は、上院で読まれた1,300ページの法案を下院では「誰も読む人はいない」とし、「率直に言って、上院法案に関して協議するつもりはないことを明確にする」と述べた。移民改正法案に関するベイナー氏の方針の理由について、保守派は下院が小さな段階的法案を通過させると、下院.上院の両院協議は避けられなくなるため、6月27日に通過した包括的移民改正法案である「上院法案が勝利するのではないかと恐れている」という。

その上院法案の主な起草者の一人であるマルコ.ルビオ氏は、数週間前から自分の法案に反対するようになり、下院の法案を考慮するよう主張している。また、ベイナー氏は、上院法案を多数派の共和党がコントロールする下院で投票する場合は、大半の共和党議員が支持しなくてはならないと述べ、200名存在する下院の民主党議員には投票のチャンスがないことを暗示した。しかし、民主党のリーダー達は、下院でも通過する可能性性があることを予測しているため、ベイナー氏には論理的な理由がなく投票を阻止していると見ている。そのため、崩壊した米国の移民法下の現状では、生産的なものは何もなく、雇用拡大、推定8,000億ドルの赤字削減、中産階級の強化など、全ての前途有望な機会を見失っている。

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