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オバマ氏は25日から26日にかけて資金集めのためカリフォルニア(CA)を訪問している。昨日はサンフランシスコのチャイナタウンの集会で主に移民改正法のスピーチを行った。今回のCA訪問で予期されていなかった出来事は、昨日、スピーチの後半で中断されるというハプニングがあったことである。オバマ氏は、ステージの後方から不法移民の強制送還について苦情を述べた男性の声を無視せず冷静に対応した。

昨日、オバマ氏はスピーチの最初に中東の安全保障と平和を強調し、イラク問題が一段落したため、国内政策である重要な移民問題に取り組むことを表明した。医療保険には数千万人が署名していると簡単に報告した後、破壊している米国の移民法を改正するため共に築いていくことを強調した。また、サンフランシスコの35%のビジネス経営者は移民であるとし、現在では600億ドルのビジネスになっているシュガー.ドーナツの製造に成功したベトナム移民の体験を紹介し、移民改正法は8,500億ドルの赤字を減少し、経済的な利点が多いことを強調した。また、移民改正法の取り組みにはかなりの年数がかかっているため今実現させない場合、未来を切り捨てることになると述べた。更に、移民改正法は一般的に支持されているとし、前大統領のジョージ.W.ブッシュも似たような移民改正法案を提案したと述べた。また、世論調査では米国民の大半は市民権の道を支持しているが、市民の道は、罰金と税金を支払い、英語を学ぶことも含めて容易な方法ではないと指摘し、「貴方達が真剣であるなら一緒に行進し一緒に戦う」と鼓舞した。また、良いニュースは下院議長ジョン.ベイナーが移民改正法の必要性を認めたことであると述べた。

スピーチが終る数分前に突然後方からオバマ氏のスピーチを遮り、大声で発言した人物の声があった。彼は、感謝祭のため家族と離ればなれにならなくてはならないとし、「大統領の助けが必要である」と述べ、不法移民に対する強制送還を停止する大統領令を行使するよう要請し「貴方には大統領令を行使する権力がある」はずだと指摘した。オバマ氏はこれに対し、議会の承認を必要とせず全ての問題を解決できるのであればそうすると答えた。しかし、予期しなかったこの男性の発言のため、後ろを振り向きながら、事実上、強制送還を推進したのは私ではないと答え 「私はもっと厳しい道を選択している」ため、私に叫ぶことで私が何かをできると主張するほど簡単な事ではない。それは「貴方達が達成したい同じゴールを成就することである」と語り、「米国は法律国である」ため「民主的なプロセスを踏まえることである」と指摘した。

更に、オバマ氏は、家族は共に暮らすことが生産的であるとし、民主的な方法は強制送還の懸念を払拭し、中途半端な生き方をする必要もないと述べた。また、強制送還は懸命な方法でも合理的な方法でもないと反論。更に、移民改正法は、賢い選択であり、公正で経済的にプラスであり、ビジネス関係者、労働者、法務執行機関、および宗教のリーダー、複数の共和党、およびこの州の知事も含めて多くの知事は支持していると述べた。しかし、共和党の分裂は、上院議会で妥協して作成し通過した法案を下院で保留させる原因になっていると説明した。

この男性の発言は、上院法案が約5ヶ月間下院議会で保留になっている為、下院共和党に移民改正法の取り組みを鼓舞する機会になった。また、オバマ氏は下院共和党が段階的な移民法案を語り始めている現状について、下院の細切れの法案が最終的に全て必要な条件を備えているのであれば、それを受け入れる意志があると語った。しかし、下院議会では年内に移民改正法に取り組む可能性はほとんどない。なぜなら、多くの共和党議員は市民権の道の提案に不屈に反対しているため、タイミングが悪い、又はオバマケアの問題があるとして論理的に説明せず、様々な言い逃れをしているからである。上院法案の市民権の道はこの法の骨格であるため銃規制と並んで最も難しい法案である。

26日の今日は、カリフォルニア州の民主党全国委員会(DNC)のイベントに参加し、その後ロスアンゼルス(LA)のハリウッドの映画業界代表者に会い、午後3時以降は経済的なスピーチを行うことも含めて多数の場所を訪問する予定があるようだ。CA の訪問は9月に予定されていたが、政府閉鎖の危機やシリアに対する軍事行動の可能性があったため延期されていた。今回の資金集めの目的は、来年の議会選挙で民主党議員の再選を援助するためである。オバマ氏の移動ルートは安全のため詳細には公開されていないが、11月1日にLA空港で交通安全局の職員が銃殺された事件があった為、各地で予定されている訪問先では何らかの警戒体制が敷かれているようだ。

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