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17日、ペンシルベニア州のコモンウェルス裁判所は2012年に制定された同州の有権者ID法を却下した。この判定は中間選挙がある今年、民主党にとって有利であり、公民権運動の勝利でもある。

ペンシルベニア州の有権者ID法は2012年に共和党優位の州議会によって不正投票を防止する名目で制定されたものである。この規定は州または連邦政府が発行した一定の形式の写真付き身分証明書である厳密なIDを投票場に持参することを要求している。規定されたIDなしで仮投票することは可能であるが、仮投票後6日以内に、その有権者IDを持参しない場合、仮投票は無効になることが規定されている。

ワシントン.ポストによると、同州のコモンウェルス裁判所のバーナード.マクギンレイ判事は、「 投票法は自由と公正な選挙を明確にするため企画されたものである」とし、同州の有権者ID法はこの目標を推進していない」との理由で写真付き有権者IDの条項およびそれに関する施行は無効であると判定した。また、マクギンレイ判事は、有権者ID法の幾つかの施行は同州の住民が投票できる条件を十分に保証していないと判断した。

ペンシルベニア州の70〜80万人の住民は同州の議会が規定した有権者IDを所持していないと言われている。全米黒人地位向上協会など公民権運動の活動家グループや組織はこの法の制定後、不均等に民主党寄りの少数派、低所得層、若い世代が著しく影響を受けるため、有権者ID法は抑圧的な法であるとして挑戦していたと言われている。同州の法律は、投票権を略奪する危険性があるとして論争的であったため、公民権運動の活動家にとっては勝利である。

同州のコモンウェルス裁判所は中級裁判所であるため、今後この判例が同州の最高裁判所に上訴される可能性があるかどうか不明である。同州の有権者ID法に従って IDカードを申請した多くの投票登録者は、2012年の大統領選挙前にそのカードを受け取っていない事も判明している。上訴がない場合、このような状況も含めて様々な側面から投票権が制限されていたペンシルベニア州の 70万以上の有権者は今年の中間選挙では何の負担もなく投票活動に参加することが可能になるため、 今日のマクギンレイ判事の決定は民主党にとっては吉報である。

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