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2月にロシアのソチで開催される冬季オリンピックには85カ国から約6,000人の選手が参加し、ソチ周辺は大勢の旅行者で溢れることが予期されている。最近、新たなテロリスト攻撃の脅迫があることが判明しているが、米国およびロシア両国間の開催地でのセキュリティに関して、 情報交換および協力体制は十分ではないことが伝えられている。

ABCニュース によると、チェチェン過激派のウエッブサイトに掲載されたビデオ録画による脅迫のメッセージは、「驚きのパッケージ」が届けられるはずであり、それは「復讐」であると映像の男性は警告しているという。そのサイトには、先月2人の自爆テロで34人が死亡したロシアのボルゴグラードでのセキュリティ映像が映し出されているという。米国の情報当局は、オリンピックに対するイスラム過激派グループによるテロ脅迫は「著しく深刻である」と表明している。ソチ.オリンピック旅行を計画しているアメリカ人を保護するため異例の強力なセキュリティ態勢が必要になっている。下院情報委員会のマイク.マコール氏は「この脅迫は本当だと思う。チェチェンのイスラム教徒のリーダーは基本的にオリンピック攻撃を呼びかけている」と語ったという。公共施設や交通網を含むオリンピック会場外周辺での攻撃の可能性が予測されている。

ABCの情報筋によると、機密的な緊急時作戦を指揮する米国政府当局は、ソチのテロ攻撃に対応するため選手や高官を避難させる準備を進めていると伝えている。米国当局は、ロシア人はアメリカ人が望んでいるほど、アメリカの治安部隊に完全な協力をしていないと指摘している。ソチ駐留を許可されている米国の保安要員の規模は小さく、ロシア人は独自の方法で進め、全ての計画に米国の保安要員が介入することを認可していない。更に、米国当局は場合によって、ロシア人は米国の治安部隊数を更に制限する可能性があると懸念している。

USA Today によると、ロシアのウラジーミル.プーチン大統領と政府当局者は、過去数ヶ月間、同国の治安部隊はオリンピックの安全を維持するため全力を尽くすことを訪問者に明確にし、19日その点を改めて表明した。プーチンは「我々は、世界の他の地域および国で開催された同様のイベントで得た経験を活かす」と述べ、40,000人の警察官および特別セキュリティ.サービスを駆使する計画を語った。また、「それは空、海 、陸、山間密集地を保護することを意味する」と述べた。ソチ.オリンピックは2つの密集地で開催される。例えば、ホッケー及びフギィア.スケートのような氷のスポーツは海岸地域で行われ、スキー及び滑走スポーツは山間部で行われる。プーチンは、セキュリティ態勢ではあるが、訪問者は歓迎すべきであると語ったという。また「我々は、セキュリティ対策が必要以上に押し付けがましくなく、又は、目立たないことを明確にし、オリンピック選手、ゲスト、またはジャーナリストに過剰に気付かれないようにする」と語った。

米国当局は、ロシア当局からの情報が十分得られていないなど、協力体制が不完全であるためジレンマに直面しているようである。一方、プーチンは、オリンピック会場周辺に極端な緊迫感が漂う雰囲気を極力避けながらも、テロ対策は十分行っているため安全であるとの自信を表明しているようである。2 月 6 日から2 月 23日までの開催期間中、どの場所で、どの程度の規模のテロ攻撃が発生するかどうかを確実に予測できる人はいない。オリンピック参加者や旅行者にとって多少不安の要因であるが、近年、特に大きな世界的イベントでのテロ脅威と警戒は必然的になっている。

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