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12月の住宅市場は住宅の現金購入数が増えたことが報告されている。これは、金利が多少上昇したことで、住宅ローンに魅力がないことも一因であるが、抵当流れ物件の現金売却が進んでいるからである。総体的には、前月に比較して住宅販売は上昇した。

NPR の住宅市場を分析した報告によると、 12月の住宅販売の約42%は現金購入である。 昨年の夏、住宅ローンの金利が急激に上昇したことが大きな要因ではないかと見られている。金利はまだ、歴史的に低水準であるが、高い率で金利が上昇したため、消費者は借金することに意欲を失ったことが原因ではないかと推測されている。 多くの潜在的買手を保持し、貸付基準は非常に堅いため、住宅ローンを希望しても、ローンを組めない可能性もあるという。また大きな機関投資家が多数の住宅を購入し始め、それをレンタルしている。12月の住宅現金購入者の20%は機関投資家によるものである。特に抵当流れの住宅市場の情報提供と分析を専門とするリォティトラック(RT)のCEOは、「住宅市場の運命は裕福な少数の掌中にある」と述べている。長期的な経済回復のために望ましいことは 、このような現金購入者の数が減少し、一般の国民が無理なく住宅ローンを利用できることである

不動産情報会社のRTの報告によると、2013年12月に販売された一戸建て、マンション、および複合住宅の販売総数は5,167,255である。これは前月より1%上昇し、2012年の12月より10%上昇した。全米の傾向に逆行して、50の最大都市統計地域のうち18地域、およびカリフォルニア 、アリゾナ 、ネバダ 、オレゴン、およびロードアイランドの5州で年間販売量が減少した。全米の住宅平均価格は12月で$168,391であり実質的には11月と変化はなく、2012年の12月に比較すると2%上昇した。抵当流れ又は銀行が差し押さえた住宅の12月の中間価格は$108,494であり、一般住宅の中間価格$174.401より38%も安い。 抵当流れ物件の第三者によるオクション売買、および銀行所有の不動産売却を含めて、短気販売および抵当流れ物件の住宅販売総数は2013年には16.2%で2012年の15.2%から1%上昇した。

この報告は、一部の地域を除いて、総体的には住宅販売量は現金購入も含め上昇したことを示している。しかし、$100,000以上の現金を保持する米国民の人口層は限られているため、現金で住宅を購入できる人口層は、一部の富豪層および機関投資家のみである。事実、米国のすべての労働者の56%は$25,000 以上の預金を保持していない。現金購入が増大しているという意味は、抵当流れに落ちた家は銀行が差し押さえ、早期に現金のオクションで売却するため、抵当流れ物件の売却が進んでいることを反映している。フォーブスによると、昨年夏以降の全米の住宅販売の 40%~50%前後は現金購入であり、RTのCEOはこの傾向が続くことを暗示している。2012年から続いている住宅現金購入の増加傾向は、今後も家の価格が上昇する可能性があることを示唆している。

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