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カリフォルニア州の100年以来の記録的な旱魃で最悪の打撃を受けている地域はセントラル.バレーの農業地である。セントラル.バレーはカリフォルニア州の13.7%又は22,500sq. マイル(58,000 km2)の土地を占めるが、農業地域の失業率が高くなり、フード.バンクに依存する人口が増えることが懸念されている。

カリフォルニアの降雪による水量は正常値の12%であり、今後3ヶ月間降雨がない場合、飲料水が不足することが予測されている。2日前、カリフォルニア州当局は、州の大きな貯水池から地方の家庭および農業地域に水を輸送することは出来ないと発表した。また、連邦政府が管理する水を分配できる量にも限界があるという。セントラル.バレーは、サクラメント.バレーやサンワキン.バレーを含む主な農業地域があるフレズノやベーカーズフィールドなどが旱魃の深刻な影響を受けている。セントラル.バレーは全米で最も生産性の高い農産物を収穫するが、深刻な旱魃は農家の失業を増大させ、収入が途絶えるため、フード.バンクに依存する人口層が増える状況になる事が懸念されている。

APに寄ると、野菜類の缶詰加工、トラックの運転、トラクター、灌漑器具関連の仕事が失われると予測されている。フレズノ郡の小さな農業地メンドタ市では、 乾燥年で不景気に見舞われた2009年に失業率が40%に上昇し、今年は40%以上になることが推定されている。当地はカンタロープ(メロンの一種)の主な生産中心地であるが、「フード.バンクの中心地になる」と市長が懸念しているという。2009年にはフレズノ郡のフード.バンクは1,000パウンド(454kg)の食品を家族に提供したという。メンドタ市がフード.バンクに依存する人口層は5年前の3倍になると推定されている。また現在の失業率はフレズノ郡で最も高く既に34%であり、今後50%まで増大する可能性がある。

フレズノ郡は約400種類の多様な農作物を生産する農産地であり、2012年には66億ドルの生産高があったという。しかし、今年は農家の表層水が不足しているため、フレズノ郡の25%の灌漑耕地と果樹園は農作物を植えることが不可能になる。特に熟産するまで年数がかかる果樹などは諦めなくてはならないという。カリフォルニア州で降雨がないため、植物、 農作物が枯れ、農家は失業し、農産物の品不足が食品値段の高騰に繋がる悪循環に加えて、都会地域では埃塵による空気の汚染が顕著であるなど最悪の状況である。

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