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若い世代の喫煙は長い間、彼らの健康を害する深刻な社会問題の一つであるが、オバマ政権の食品医薬品局(FDA)は青少年の喫煙に対抗するための広告キャンペーンを開始すると発表した。オバマ大統領が2009年に署名した家族喫煙防止及びタバコ調整法(FSPTCA)の威力を示唆する動きである。

そのキャンペーンは、喫煙する十代は既に顔に皺があり、歯も黄色であるというタバコによる健康上の有害性をわかりやすく描写することで、将来の結果を考慮せず喫煙している子供達を視聴覚的に理解させるための広告を利用している。APによると、FDAは、十代の喫煙を停止させるため 「実質的なコスト」と呼ばれる「1.15億ドルのマルチメディア教育キャンペーン」を始める計画を今日発表した。このキャンペーンはテレビ 、青少年向けの雑誌、ソーシャル.メディアの広告を利用して、2月11日から少なくとも1年間、全米200以上の市場で実施される。

タバコ製品FDAセンターのディレクターであるミッチ.ゼェラー氏は、ニコチン中毒で毎日死亡するかまたは喫煙を止める成人に入れ替わって、子供達がタバコの顧客になっていると指摘し、「彼らにお説教し、統計を並べることではなく、手を差し伸べるために非常に重要だと思う。それが、タバコを吸うことと彼らとの関係を再考察させる方法である」と述べた。喫煙反対運動を監督した経験を持つゼェラー氏によると、このキャンペーンは「挑発的なグラフィック」で12歳から17歳までの1,000万人の若者の関心を引くことを企画しているという。

APによると、FDAは、成人喫煙者の約90%が18歳からタバコを吸い始め、18歳以下の700人以上の子供が毎日喫煙していると述べている。FDAは3年以内に、少なくとも300,000人の十代の喫煙者を減少させることを目標にしている。FDA局長の マーガレット.ハンブルク氏は「十代のほとんどの若者たちは、タバコの使用に伴う重大な健康のリスクを理解しているが、自分たちに長期的影響があるとは思っていない」と述べた。また「彼らの外見、管理能力、人生の独立など、十代に事実上大切なことに焦点をあてることで、タバコの使用に関連した本当のコストと健康の影響を強調する」と語った。更に、「FDAは、タバコ関連の知識、態度や行動の変化を評価するため、2年間、11歳から16歳までの8,000人を追跡調査することでキャンペーンの影響を査定している」という。

2009 年6月22日にオバマ氏が署名したFSPTCAは、青少年の喫煙を減少させるため、タバコ産業にタバコのパッケージ.ラベルおよび広告に関する新たな警告を課すことでタバコ産業を規制する権力をFDAに与えた。また、風味のあるタバコの製造を禁止し、青少年に対するタバコ製品の広告を限定し、タバコの新製品にはFDAの認可を必要とする規定を定め、パッケージ表裏にそれぞれ50%を占める 「警告」の大文字を記載することを義務づけた。この法の下に、FDAはこのような青少年の喫煙を減少させる広告キャンペーンの費用をタバコ会社に求めることが可能になった。

従って、タバコ会社は1.15億ドルのマルチメディア教育「キャンペーンの費用を負担している」ため、オバマ政権は、青少年の喫煙に対抗することが可能である。タバコは誰にとっても「百害有って一利無し」と言われるが、タバコ会社は喫煙が健康に有害であるとの証拠はないとして長年虚偽の報告をしてきたため、FDAは「タバコ産業の代理権限」を得る結果となったと思われる。疾病対策予防センター(CDC)によると、年間で5人に1人( 440,000人以上)はタバコが原因で死亡し、タバコ関連による死亡のうち推定49,000人は「間接的な喫煙曝露の結果」である。有害なタバコから青少年を救うためのキャンペーンは正しい方向であり、FDAにその権限を与えたFSPTCの制定はその威力が示唆されるが、数年後に成功の結果があることが何よりも重要である。

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