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2014年の中間選挙は非常に大々的な総選挙である。議会選挙の場合、上院の現役100名中33人、及び下院で 435 の全議席を更新するため、現役431人の下院議員は議席を失うかまたは維持できるかどうかの挑戦に直面する。また、3月にはフロリダで特別選挙の投票が行われる。更に、同じ党に複数の候補者が立候補している州では、最有力候補者を選定するための予備選挙が行われる。そのスケジュールは州によって異なり、早い州では来月に始まり、遅い州では10月になる場合もある。地方選挙では知事選が36州で行われ、議会選挙と地方選挙はいずれも11月4日に投票が実施される。

上院選挙の場合、33人の上院は2015年1月に任期を終るため、今年再選に挑戦する。これに加えて、2議席が空席であるため特別選挙が行われる。上院選挙で注目に値する州は多数あるが、特に厳しい挑戦を受けているのは、ケンタッキー出身の上院少数派リーダー、ミッチ.マコーネル氏である。彼は民主党及び共和党の両方からの挑戦を受けていて、現在、主な対戦相手はティーパーティ議員マット.ベビン氏であると言われている。共和党州のケンタッキーで支持率はオバマ氏より幾分劣るほどマコーネル氏の支持率は落ちているため、本人にとっては厳しい選挙になりそうであるが、経験と資金力で現役を維持する可能性はある。同州では予備選で有力な共和党議員が決定される。カンザス州でも同様にベテランの共和党議員パット.ロバーツ氏が、オバマ大統領の遠縁であるティーパーティ議員のミルトン.ウルフ氏の挑戦を受ける。サウス.キャロライナの上院議員リンジィ.グレイアム氏は5人の対戦者の挑戦に直面している。

アラスカは2008年に共和党が議席を失い、現職は民主党のマーク.ベギッチ氏であるが、保守色が強い同州で再選は厳しいと見られている。ルイジアナ州でも現役民主党の上院メリー.ランドロー氏のオバマケア支持に対して共和党は挑戦している。ここでは、正統保守派の共和党議員ビル·キャシディ氏とティーパーティに後援されている退役米空軍大佐のロブ.マネス氏の両方が対戦するため、ランドロー氏にとって厳しい挑戦である。この州も共和党の候補者が予備選に直面する。

下院の場合、435の全ての議席は中間選挙により更新される。これに加えて、フロリダの第13議会地区で特別選挙が3月に実施される。これは、フロリダの共和党上院議員で40年以上奉仕したビル.ヤング氏が昨年10月に死去したための空席を埋める選挙である。現役正統派の共和党議員に対するティーパーティの挑戦は主に上院で目立つが、アイダホ、テキサス、ペンシルベニアでは下院議会の正統派共和党の3人がティーパーティ議員の挑戦に直面している。

予備選はカリフォルニア、コロラド、フロリダ、イリノイ、ケンタッキー、マサチューセッツ、ネバダ、ニューヨーク議会選挙を含めて、幾つかの地域で委員会や市長などの選挙が行われる為、少なくとも35州で予定されている知事選挙の場合も議会選挙に並行して11月4日に投票が行われ、36州の知事が対象になる。 退職または任期切れによる共和党州はアリゾナを含む3州であり、民主党州の場合マサチューセッツを含む5州である。一般的には再選を目指し、対戦者の挑戦を受ける知事が圧倒的に多い。

中間選挙の共和党の戦略は、引き続きオバマケアを攻撃することであり、民主党は、圧倒的に国民に支持されている最低賃金の引き上げを達成することである。共和党が上院で勝利するためには6議席増やす必要がある。民主党が下院で多数派を取り戻すためには18議席新たに獲得する必要があるが、これは厳しいと思われる。2014年中間選挙の幾つかの注目のポイントは、現役のベテラン議員が予備選で50%以上を獲得するかどうかである。また予備選は、特に、ティーパーティに支持され、新たに政界に登場する候補者にとって実力を試される機会でもある。一方、知名度、経験、および資金力は無視できない有力な勝利の要素であるが、ケンタッキーのように、ベテランの現役上院議員の支持率が落ちている州で、議席を失う可能性があるかどうかである。

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