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ノース.キャロライナ州のシャーロットに本部がある デューク.エネルギーは、ラテン.アメリカやカナダにも資産を持つ米国最大手の電力会社である。ノース.キャロライナ州の環境規制当局によると、同社は意図的に飲料水源であるケープ.フィア川の支流に有毒石炭灰廃棄物を流していたとして、水質汚染防止法違反で起訴された。

ノース.キャロライナ州では、デューク.エネルギー電力会社の怠慢による違反は継続的に発生していて、同州の住民は飲料水の危機に直面しているため、州規制当局は大規模な水質汚染の責任をデュークに追求している。L.A.Times によると、デューク.エネルギーは、2月2日にノース.キャロライナ州70マイル(約112 Km)の国境付近にあるダン川に有害な石炭灰汚泥を流出したことも判明している。この石炭灰による有害物質汚染は米国で3番目に大きな事件であると言われている。複数の環境団体は、同社を水質汚染防止法違反で連邦裁判所に昨日告訴した。また、デューク.エネルギーはダン川に廃棄した汚染物質を清掃する努力を十分していないと苦情を述べている。同社の関係者はコメントを避けているらしいが、30日以内に応答しなくてはならないという。その後、規制当局は1日25,000ドルの罰金を科すことが可能である。

21日のCBS によると、ケープ.フィア川は1ヶ月以内に8回汚染されていて、全米最大の電力会社による環境基準違反であると指摘している。南部環境法センターの弁護士フランク. ホーレマン氏は、同州の地域住民および自然保護団体は明らかにデューク.エネルギーを信頼していないため、彼らが正しい行いをしているかどうかを明確にするため現場に出かけて、彼らの責任を促していると述べている。

ケープ.フィア川に流れた有毒水は6,100 万ガロン(約23,000リットル)の石炭火力発電所からの廃棄物である石炭灰である。同州の規制当局は、環境保護団体が空中から撮影した後、デューク.エネルギーが3月11日に流したと述べている。環境団体は同州に14カ所あるデュークの石炭火力発電所が石炭灰の廃棄物を流出していたと告発している。州規制当局は検査員が調査した結果、1つの池に流出された有害廃棄物の量は78日間で4,400ガロン(約16,600リットル)、二つ目の場所の池には31日間で1,700ガロン(約6,400リットル)である。州の調査結果は、デュークの工場で行われた継続的なポンプ作業は、定期的なメインテナンスと見なされる範囲をはるかに超えたものである事を明らかにした。また、デュークは大雨の際に余分な表面水を切るライザーとして知られる垂直余水路のパイプを側管に通す2つのポンプを使用していて、これは危険な重金属が池の底に沈降する状態になっていたという。規制当局は「適切な処理システムとして機能していない」と判断している。

石炭火力発電所は毎年何百万トンもの廃棄物を生成し、その廃棄物は、水銀、鉛、ヒ素、クロムなどの有害金属で汚染されていると言われている。石炭灰と呼ばれるその廃棄物の大部分は、基準に従って埋立地、貯蔵地、又は古い鉱山に投棄されている。ホーレマン氏は、石炭灰の貯蔵地が川から離れた安全で乾燥した場所であった場合、ケープ.フィア川が汚染することはなかったかもしれないと述べている。環境団体は、同州の水路近くの湿った池から石炭灰を除去し、また、飲料水源の近辺にある石炭灰の埋立地を別の安全な場所に移動するよう長年要請し続けてきたという。

現在、連邦環境庁の法基準に違反し、ノース.キャロライナ州の二つの川を汚染したデューク.エネルギーの過失は未然に防ぐことが可能であったとして、監督怠慢であった同州の政治家も信頼を失っている。デュークの違反が発覚したことで州政府と同社の「あまりにも居心地のよい関係」が明るみに出た。同社のディレクターは、28年間デュークの社員であった現在の共和党知事パット.マクロイに任命された人物であるという。今回の環境汚染は事故ではなく、米国最大手電力会社の意図的で悪質な水質汚染防止法違反であるとして、官民一体の腐敗が浮き彫りになっている。

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