アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2016 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

複数の医学研究機関は、数千万の米国人が健康上のリスクがあるにも関わらず、本人が気付いていないことを指摘している。ほとんどのケースが既に糖尿病を患っているか又は糖尿病を患う前の健康状態の危機に直面している。糖尿病は、長期的には内蔵、骨、神経、皮膚など、ほぼ全身の正常な機能を破壊する怖い病気であり、平均的に寿命が低下することで知られている。従って、糖尿病の医薬品研究開発も著しく進展している。

糖尿病を患う可能性があっても、症状がないため対策が遅れがちになる要因もある。非営利団体の糖尿病連盟(DAA )の調査によると、アメリカ人の700万人は診断未確定の糖尿病であり、7,900万人は2型糖尿病前症があるという。DAAは、このような人口層の予防と管理を推進している団体である。糖尿病は平均的に男性で7.5年、女性で8.2年寿命を減少させるという。定期的な診断は糖尿病の徴候を示唆する血中グルコース濃度を確認できるため、予防管理を可能にする。また、食事、運動、体重減少などの努力は2型糖尿病前症の予防になり、診断未確定糖尿病の人口層は、適切な自己管理訓練が予防になると指摘している。DAA の主な調査結果は次の通りである。

(1)糖尿病が進展している25%は診断未確定の人口層である。推定90%またはそれ以上の糖尿病前症の人口層は自分の症状に気付いていない。このグループは 7年から10年内に2型糖尿病前症に進展するケースが多い。

(2)血圧が135/80mm Hgより高い無症状の成人は、冠状動脈性心臓病予防に関する情報を得ることが可能であるため、検査を受けることを勧めている。

(3)検査を受けない場合、診断未確定糖尿病の700万人は、様々な合併症が出るまで気付かない状態を維持することになり、後で高いコストを支払う結果になる。

(4)30歳から45歳までの期間に3年又は5年に1回検査を受けている2型糖尿病前症の人口層は合併症および死亡を減少する。

(5)早期検査を含めて、専門家の指示に従った糖尿病の検査では、年齢に基づいた検査に比較して、2型糖尿病前症を検出したケースは少なく、目、腎臓、および神経損傷を予防する上で影響は少ない。

(6)糖尿病と肥満には相関関係がある証拠が益々顕著になっている。特に他の健康上の問題がある場合、糖尿病検査を受けることは2型糖尿病を防ぐだけでなく、長期的な合併症および疾病率を減少するため重要である。

ワシントン.ポストによると、アメリカの薬学研究及び製造協会(PHRMA)のCEO、ジョン .カステラーニ氏は「米国では5,000人が毎日糖尿病と診断され、3人に1人の成人は糖尿病前症がある」と述べている。そのような状況であるため、糖尿病関連医薬品の研究開発は目覚ましく、医薬品業界は大規模な投資を行っている。PHRMAの会員企業は、2012年だけで約500億ドルの投資を含めて2000年以降、糖尿病治療の研究に6,000億ドルを投資している。

今年の2月に発表されたPHRMAの報告書「開発中の医薬品」によれば、糖尿病を攻撃するため180以上の革新的な新薬が開発中であるという。そのような研究による「有望な例」は「2型糖尿病のグルコース依存性インスリン分泌を改善する薬剤、糖尿病性の神経障害に結合した酵素を阻害するための薬品、1型糖尿病のインスリン産生細胞の再生を刺激し、強化するための治療」などが挙げられる。カステラーニ氏は、「医療のイノベーション·エコ.システムの研究者と協力して働いているバイオ医薬品部門に貢献する研究者は、新たな治療の選択肢を開発することで、糖尿病の世界的な問題に対応するため努力している」と述べた。また、「今日開発中の医薬品は糖尿病患者の多大な負担、及び世界中の公衆衛生や経済を緩和することを可能にする多大な希望を提供している」と語った。

 

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。