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先週、ネバダ州ラスベガスの北東80マイルのバンカーヴィルの牧場で、連邦政府の土地に不法放牧をしている67歳のクライビン.バンディの家畜を包囲していた連邦土地管理局(BLM)は武装市民兵による予期せぬ脅威に直面した為、家畜を解放し平和的に引き下がった。約1週間が経過した17日、保守派で知られるFox ニュースは同局の法律分析家ボブ.マシィとの約4分間のテレビ.インタビューで、連邦政府の土地を無許可で家畜放牧に利用しているバンディに法的権利があるかどうかを質問した。

民主党ネバダ出身の上院多数派のリーダー、ハリー.リードは、バンディには法的権利はないと宣言したが、マシィも同じ結論を強調した。その要点として、裁判所はバンディに対し45日以内に連邦政府の土地から家畜を撤去するよう督促命令を発行しているため「これは問題である」とし、「連邦裁判所の命令には従わなくてはならない」と語った。また、バンディの家族は1877年から同じ土地に住んでいるため、土地の所有権を要求する権利があるかどうかとの質問に対して、バンディは、一定の条件下で法定期間に所持することで不動産のタイトル取得を可能にする法的同意は得ていないと述べた。従って「政府が所有している土地を不法占拠することは出来ない」と語った。マシィは判事の一人と直接連絡を取ったことを語り、バンディが裁判所に対して、土地の所有権の申請を提出しても、基本的に同じ裁判官に要請することになるため、期限的にも無効であると語った。

また、先週のエピソードについても語り、BLMがバンディの家畜を押収しようとしていた12日に、武装したカーボーイや市民兵が銃発射の態勢で待機していたことを連邦政府は全く予期していなかったと語った。このような「過激な反動を全く予測していなかった」ため、連邦政府はバンディとその仲間を「過小評価していた」と指摘した。また、「憲法を知り法的措置を分かっている裁判官」の命令に背いたため、「罰金を科すことも、制裁を加えることも、逮捕することも出来る」とし、「裁判所はバンディを司法に対する侮辱罪で逮捕できる」と指摘した。

BLMの職員に向けて銃を構えるスナイパーの過激な行動(写真左)は話題になっている為、リードは、昨日バンディとその仲間が政府役員を銃で脅した行動の結果は厳しいことを強調し、バンディの武装後援者達を「国内テロリスト」と呼んだ。この発言には、保守派の一部が批判しているが、テロリズムの定義は「政治目的のために脅威を与える暴力的行為」に言及するため、リードの発言には一理ある。

このケースでおかしいと思う事は、バンディは連邦政府の存在を認めていないと主張していることである。米国民は連邦政府と州政府の両方に所得税申告をしなくてはならない為、連邦政府に所得税を支払っているなら、連邦政府の存在を認識していないという理屈は道理に合わない。いずれにしても「連邦政府を認識していない」という理由により、彼が家畜を放牧している土地はあくまでもネバダ州の土地であると主張している。マシィは保守派の法律分析家であるため、基本的にはバンディ及び彼をバックアップした反政府の活動家らに同情的な側面もあるが、バンディは裁判所の数回の命令を無視したため法廷侮辱罪で拘束される可能性があることを指摘した。法廷侮辱罪とは、司法裁判所を含む政府の司法機関の法的プロセスを妨害することであり、命令、令状、規則、指揮の不服従や軽視の不正行為である。

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