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20日のスーパー.チューズデイ及び過去の予備選では、辞職を含む幾つかの例外を除き、ほぼ現役が勝利したことが特徴である。過去の予備選の結果、および両党上院議員の確定的な最有力候補者に関する州別の概要は下記の通りである。  合計9人の立候補者が存在し、最も注目を浴びたケンタッキー州では、共和党側で上院少数派リーダのミッチ.マコーネルは約60%の支持率で最有力候補の立場を維持した。マコーネルに対抗したティーパーティ候補者のマット.ベビンは約35%の投票率を獲得し、他の共和党3人は2%から1%の範囲であった。民主党側は、州長官のアリソン.グライムズが他3人の対抗者(7から8%の投票率)を圧倒的に引き離して76.5%の投票率で当選した。従って、総選挙で、ケンタッキー州の上院議席を競う両党代表者はマコーネルとグライムズに確定した。

ジョージア州では退職議員の後継者として、民主党候補者4人、共和党候補者7人の合計11人が競った。民主党側は非営利団体ポインツ.オブ.ライト財団の元CEOのミッシェル.ナンが他の3人を大幅に引き離して75%の投票率で当選した。しかし、共和党側はダーラー.ジェネラルの元CEOデイビッド.パデューが約31%を獲得し、トップの投票率であったものの、約26%の支持を得たジャック.キングストンと接戦であった。また、50%以上を獲得した共和党候補者は存在しないため、共和党は決勝戦に直面する。

ノース.キャロライナは共和党側には8人の候補者が競い、同州の下院議長であるトム.ティリスが約46%で、2番目の27%の支持を得たグレッグ.ブラノンに圧倒的な票差で当選した。民主党側は現役のケイ.ヘーガンが約77%の圧倒的票差で当選した。従って同州ではティリスとヘーガンが総選挙で対抗することになる。この州の有権者は総選挙で、女性の現役民主党の米国上院議員と、正統派保守派の州下院議長のどちらを選択するのか厳しい判断を迫られる。

ネブラスカ州では5月 13日に実施された予備選で共和党側には合計5人の候補者が競争し、ティーパーティに支持されたベン.サセは2 番目の当選者(約22%)に大きな差をつけて約49%の支持率でトップの座を獲得した。民主党候補者は2名であり、弁護士のディビッド.ドミナは67.5%の投票率で対抗者の2倍以上の支持を獲得し勝利した。

オレゴン州では共和党候補者は5名が競い、小児科神経外科医のモニカ.ウェビィが約50%の支持を得てトップで当選。民主党側は3名の候補者が存在したが、現役のジェフ.マークリィが約93%の圧倒的な票差で勝利した。同州ではこの二人が総選挙で対抗する。 テキサス州では共和党候補者は8人であったが、現役のジョン.コォーニンは59%の投票率を獲得し、他7名と圧倒的な票差で当選した。民主党側では、47%を獲得した歯科医のデヴィッド.アラミィールは2番名に当選したキィーシャ.ロジャーズ(投票率約22%)を大きく引き離し当選した。同州の総選挙ではベテラン共和党のコォーニンと民主党の新人アラミールが競うことになる。

ウエスト.バージニア州では、共和党および民主党はいずれも3人ずつ、合計6人が立候補した。共和党側で3人の候補の中から87.5%の投票率を得た現役の下院議員で、2014年に上院に出馬したシャーリイ.キャピトが圧倒的な投票差で当選した。民主党側は、現役の同州長官であるナタリー.テナントが約78%の投票率で、他の2名を大きくリードした。同州ではキャピトとテナントの女性同士が11月の総選挙で競うことになる面白い選挙になる。 アイダホ州では両党がそれぞれ2名ずつ、合計4名の候補者が予備選に挑戦し、共和党側は現役のジム. リッシが約80%の支持率を獲得し圧勝した。民主党側は弁護士のネルス.ミッチェルが約70%の支持を得て当選した。

イリノイ州では民主党現役のデック.ダービンに対抗者は存在しないが、共和党は2名が予備選で競った。56%の支持率で最有力候補となった州上院議員ジム.オバーワイスは約44%の支持を獲得したD. ツーマックスに勝利した。従って、ダービンとオバーワイスは総選挙で競うことになる。また、アーカンソー州は、いずれの党も対抗者が存在せず、民主党現役のマーク.プライヤーが昨年1月に米国下院議員に就任したばかりのトム.コットンと総選挙で競うことになる。

11月の総選挙で上院議会を争う両党の最有力候補者がほぼ確定している州は、現在のところジョージアを除いて9州である。その中で、ノース.キャロライナとネブラスカ州の共和党およびテキサス州の民主党の最有力候補者はいずれも50%以上の投票率を獲得していないが、2番目の有力候補者を大幅にリードしているため、決勝戦を実施するかどうかは各州が決定すると思われる。

注記:本文内の「現役」とは、現在米国上院議員であることを意味します。また、20日投稿の「スーパー.チューズデイのポイント」で、アーカンソー州の共和党候補者トム.コットンについて「新人候補」との誤記がありましたが、上記の内容で修正致しましたのでご了解ください。

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