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砂糖の代用品として普及し、一般的に利用されている人工甘味料の安全性や健康の影響についは気になるところであるが、米国食品医薬品局(FDA)は、アドバンテームと呼ばれる新たな人口甘味料を食品添加物として承認したことを数日前発表した。アドバンテームはどのような用途があり、どのように安全であるか、及び人口甘味料の歴史的概要を説明している。

コーヒや紅茶に粉末の人口甘味料を利用する人は増えている。米国市場に出回る一般的なものはスィートンロー、イコール、スプレンダなどである。これらの人工甘味料に対する幾つかの疑問は、添加物または成分が安全なのか?どのような健康上のメリットがあるかという点である。FDAによると、砂糖の代用品であるこれらの人口甘味料は、小さなパックに入った少量に高度な甘味があるため、高甘味度甘味料と呼ばれている。一般の砂糖、蜂蜜、糖蜜のような甘味料とは異なり、高甘味度甘味料はカロリーがほぼゼロであり、一般的に血糖値を上げないと言われている。

FDAが承認したアドバンテームは、現在のところ特定のブランド名はないが、鶏肉や他の肉類を除く食品の甘味と風味を増強する新たな食品添加物である。アドバンテームの用途例は、焼き菓子、ソフトドリンクを含むノンアルコール飲料、チューインガム、菓子およびケーキに用いるクリーム状のフロスティング、冷凍デザート、ゼラチン、プリン​​、ジャム、ゼリー、加工果実、フルーツ.ジュース、シロップなどである。

この甘味料の安全性について、連邦政府は市場に参入する前に、全ての新しい食品添加物の安全性を調査する事を法律で義務化している。製造会社は承認を求めるため、FDAに食品添加物の嘆願書を提出し、FDAはその安全性検査のプロセスを開始する。特定の使用条件下で一般に安全であると専門家が認めている食品添加物は、その承認プロセスから免除されている例外もある。FDAは、製品の安全性を確認するため、会社が提出したすべての科学的証拠を徹底的に検討していると説明している。アドバンテームの安全性を確認するため、FDAは免疫、生殖と発達機能、および神経系への影響を含めて、有害性と毒性を特定する為、多量の動物実験および研究資料などのデーターを見直したという。

アドバンテームはアスパルテームに化学的に関連し、特定の個人はアスパルテームの使用を避けるか又は制限する必要がある。そのためFDAは、同じ個人がアドバンテームの使用を避けるか又は制限する必要があるどうかを評価した。稀な遺伝性疾患のフェニルケトン尿症(PKU)がある人達は、アスパルテームとアドバンテームの両方の成分であるフェニルアラニン(phenylalanine)を代謝することが困難である。新生児は、一般的に「ヒール.プリック」と呼ばれるスクーリン.テストを用い、先天的な補酵素の異常によってフェニルアラニンの代謝が阻害されているPKU はないかどうかを試験される。

従って、フェニルアラニン代謝が困難なPKUの消費者には、アスパルテームを含む食品の情報を提供しなくてはならない。しかし、アドバンテームはアスパルテームよりもはるかに甘いため、同じレベルの甘さに対して、使用量を最低限に抑えることが可能である。その結果、アドバンテームが含まれている食品にはそのような警告的な情報を提供する必要はないという。

人口甘味料の歴史は古く、1879年に発見されたサッカリンは、1958年に食品添加物として承認された。そのブランド名はスィートンローである。アスパルテームは1981年にその使用が承認され、人工甘味料のブランド名はイコールである。アセスルファム.カリウム(ACE- K )は1988年に使用が承認された。ブランド名はスィート.ワンである。スクラロースは1988年に最初の使用が認可された。ブランド名はスプレンダである。2002年にFDAが承認した高甘味度甘味料はネオテーム(ブランド名はニューテーム)で、他4製品が市場に参入している。

結論としては、新たに承認されたアドバンテームのような高甘味度甘味料は、安全であると考慮されているが、特に食品の特定成分に敏感な反応を示す特定の個人には副作用がある場合もあると述べている。従って、食品に否定的反応を懸念する消費者は、医療提供者に情報を共有する必要があると伝えている。高甘味度甘味料はカロリーがなく、血糖値を上げない点でメリットはあるが、添加物にデリケートな体質の人は高甘味度甘味料が含まれる食品の摂取量をコントロールする必要がありそうだ。通常の砂糖や他の全ての食品についても同じ事が言えると思われる。

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