アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2017 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

米国及びヨーロッパの多国籍企業200社が、投資国として最も関心を寄せている国は20カ国あり、その中でトップ3位までにリストされた国はナイジェリア、アルゼンチン、ベトナムの順である。一方、政局の不安なウクライナは昨年と比較して最も投資の魅力を失った国である。

6日のWSJによると、ワシントンDCに拠点があるフロンティア戦略グループ(FSG)が集めた200社の多国籍企業から得た情報に基づき、これらの企業が投資国として最も注目している国はナイジェリアであることが判明した。下記表のリストは、200社中50社がある特定の国に注目している場合、その採点は25%として計算されている。その基準により、トップ20カ国は以下の通りである。

順位 国名 順位 国名
1 ナイジェリア 29.57 11 エチオピア 17.27
2 アルゼンチン 25.54 12 モロッコ 16.79
3 ベトナム 24.72 タンザニア 16.79
4 サウジアラビア 24.69 13 アルジェリア 16.06
5 ケニア 23.17 14 パキスタン 15.12
6 アンゴラ 21.9 15 アイボリー.コースト 14.58
7 カザフスタン 19.58 16 クエート 14.52
8 イラク 19.35 17 ジンバブエ 13.63
9 ガーナ 18.73 18 ウガンダ 13.14
10 ベネズエラ 18.25 19 ルーマニア 12.81

この20カ国中9カ国はサブサハラ.アフリカであることが特徴である。200社の多国籍企業にとって東南アジアで関心がもたれているのはベトナムだけであり、ラテン.アメリカは2位のアルゼンチンと10位のベネズエラである。5社中4社はサブサハラ.アフリカに関心が強く、ナイジェリアには10社中3社が、アルゼンチンには4企業中1企業が注目リストにあげている。

2013年と2014年を比較して注目が高まった国はパキスタンが5.57%増加した。次にケニアが4.18%、ナイジェリアが4.06%、エチオピアが3.85%、タンザニアが3.73%増加した。他5カ国は約2%から3%前後の範囲で増大した。一方、昨年より、投資国としての魅力が減少した国は当然ながらウクライナが最も高くマイナス12.52%で減少した。次にオーマンはマイナス6.97%、アルジェリアがマイナス6.92%、ブルガリアはマイナス6.62%、セルビアはマイナス5.42%でそれぞれ減少した。他に、バングラデシュやスリランカも投資国としては企業の興味が低下した国である。

ナイジェリアが投資家に最も人気がある理由は最近の経済状況である。同国統計局の調査では、2013年の国内総生産(GDP)は最初の推定より89%も超過し5,100億ドルであり、経済成長の遅い南アフリカの経済より1,900億ドル以上も上回っていることが判明している。これは、ほとんどの経済学者の期待より40%〜60%増大しているという。一方、最も投資家の関心を失ったウクライナは、最近の動乱が原因であると思われる。投資家は、投資決定の重要な要素として、長期的な政治および経済的安定性を求めるため、政局不安定な国には興味を失うようである。この調査は70カ国を対象にしていて、ウクライナを含む14カ国は投資家の興味が低下した国である。ナイジェリアは政治的にかなり安定しているとは言えないが、石油生産国として投資家の関心が高いと思われる。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。